【くり小刀】くり小刀の”事件”の真相とは!!?

ライターのMIHOです。今回は、くり小刀の’事件’の真相についてお伝えします。
裁判での争点

鞘に収まったままの『くり小刀』が争点でした。
裁判での大きな争点は、鞘に収まったままの『くり小刀』でした。飛嶋は鞘を外そうとしていたため、命の危険があった可能性があります。裁判所は殺人の実行行為ありと認定しました。アキ子は2億数千万円を手に入れた後、波瀾万丈の半生を送っています。最後には居酒屋を細々と続けていると思われます。 詳しくみる ⇒ 参照元: 鞘(さや)に収まった「くり小刀」~殺人の実行行為
袴田さんのくり小刀購入の証拠

袴田さんの自白と刃物店店員の証言です。
袴田さんがくり小刀を購入した証拠は、袴田さんの自白と刃物店店員の証言です。しかし、袴田さんの自白は拷問的な取調べの末になされたもので証拠価値はなく、刃物店店員の証言についても信用性ありとした裁判所の判断には多いに疑問が残ります。 詳しくみる ⇒ 参照元: 冤罪の証拠04~くり小刀
被害者の多数の傷

肋骨の切断・貫通など「ものすごい力が必要な傷」が多数ある。
被害者には肋骨の切断・貫通など「ものすごい力が必要な傷」が多数ある。実際に行われた実験では、豚の胸部をくり小刀で刺しても肋骨の切断や貫通は不可能であり、刃先は折れてしまった。このことから、犯行に使われた凶器はくり小刀よりも細くて刃渡りの長いものであり、丈夫な造りのものであったことが明らかになっている。 詳しくみる ⇒ 参照元: 4.偽造(装)された物証|くり小刀は凶器だったのか
くり小刀の凶器としての使用

くり小刀は凶器として使用されました。
袴田さんは木工用のくり小刀を使用して、専務・妻・子供2人を次々と刺し、混合油を体に撒いて火を放ち殺害しました。くり小刀は全長17.2cmで、刃長12.1cm、刃幅2.2cmであり、被害者の死体には多数の刺傷や切傷が残されていました。被害者の傷の数や深さから、くり小刀が使用されたことが明らかになりました。 詳しくみる ⇒ 参照元: 冤罪の証拠04~くり小刀
凶器の特定と傷の関連性

くり小刀ではない
二女の胸の傷口の幅は1.38cmと推定されており、くり小刀の刃体の根元幅は2.7cmもあるため、くり小刀は二女の傷に見合う凶器ではないと言える。二女の傷についてだけでも、くり小刀を凶器とするには多くの無理がある。 詳しくみる ⇒ 参照元: 4.偽造(装)された物証|くり小刀は凶器だったのか
刃先が欠けている可能性は高いですか?

刃先は元々欠けていた可能性が高いです。
この記事は、くり小刀を凶器として使用した事件について説明しています。記事によると、くり小刀の刃長が12.1cmであるため、凶器とされたくり小刀は刃長が短すぎるだけでなく、刃幅が広すぎることがわかります。また、被害者の体に残された傷からすると、くり小刀は刃先が数ミリ欠けていただけで刃こぼれはほとんどなく、刃先は元々欠けていた可能性が高いと考えられます。さらに、事件発生時にはくり小刀の柄もなかった可能性があり、このような状態のくり小刀で肋骨を切断することは難しいとされています。 詳しくみる ⇒ 参照元: 冤罪の証拠04~くり小刀
くり小刀の用途は何ですか?

くり小刀は木製品の細かい造作をする際に使用されるナイフです。
日本の刑事司法制度では、被告人の自白だけでは有罪とすることはできません。客観的な証拠が必要です。この記事では、検察官が提出した主要な物証の一つであるくり小刀について説明しています。くり小刀は木製品の細かい造作をする際に使用されるナイフであり、小学校の工作などで使われる小刀よりも大きく作られています。つばはなく、柄に刃体が差し込まれているだけです。 詳しくみる ⇒ 参照元: 4.偽造(装)された物証|くり小刀は凶器だったのか
判決内容

懲役5年とくり小刀の没収
被告人は懲役5年の判決を受け、押収されたくり小刀も没収されました。この事件では、被告人が相手の腹に突き立てたくり小刀が鞘に収まったままだったという驚きの事実も明らかになりました。被告人の元内妻であるアキ子は、裕福な夫との間に子どもができて平和な生活を送っていたが、夫と別れることになりました。 詳しくみる ⇒ 参照元: 鞘(さや)に収まった「くり小刀」~殺人の実行行為
以上、鞘に収まったままの『くり小刀』が争点でした。お楽しみいただけましたでしょうか。次回もお楽しみに。