【龍涎香】マッコウクジラの腸から発見された龍涎香の価値とは！！

アンブレインとコレステロールの代謝物である。

龍涎香の主な成分は、「アンブレイン」と呼ばれる有機物質とコレステロールの代謝物である。アンブレインが多いほど高価な龍涎香とされているようだが、この物質自体に香りはない。太陽の紫外線や、餌のイカに含まれる銅が作用して、アンブレインの構造が酸素で切断されると、初めて香り成分（ambroxan）が生み出されるという。香水としてどのように使われるのかというと、龍涎香を５パーセント程度のアルコール溶液に浸けて低温に置き、数ヶ月間かけて熟成させる。そうすることで、香り成分（ambroxan）がより多く生成されるのだ。香りはというと独特の甘さがあって、ウッディ。ほのかにマリン調の香りも混じる。いずれにしても、龍涎香は現在もなお伝説的な希少品である。というのも、龍涎香はこれまでマッコウクジラの腸からしか見つかっていない。しかも、マッコウクジラの腸から龍涎香が発見される確率は100頭に１頭、あるいは200頭に１頭といわれている。現在は、マッコウクジラの捕鯨が世界的に禁止されており、新しい龍涎香を入手するには、紀元前と同様に、海岸に打ち上げられる僥倖（ぎょうこう）を待つのみである。 詳しくみる ⇒ 参照元: 古代には「金」と同じ価値！！マッコウクジラ200頭に1つしか...

Ambrein, Ambroxan, Ambrinol

龍涎香には含まれていないが、龍涎香と類似した香りを持つ化合物も多く知られており、それらも龍涎香の代替品として使用されている。 詳しくみる ⇒ 参照元: 龍涎香

7世紀ごろのアラビアにおいて

龍涎香は7世紀ごろのアラビアにおいて香料として使用されるようになったと考えられている。また、龍涎香は中国では「龍のよだれが固まったもの」と考えられていた。日本では室町時代に伝来したと推測されており、香料として使用される場合にはエタノールに溶解させたチンキとして使用されていた。また、龍涎香は保留剤としても広く使用されていた。 詳しくみる ⇒ 参照元: 龍涎香

フェルナンデス氏は龍涎香を売却し、火山の噴火からの復興費用に充てたいと考えています。

フェルナンデス氏は、2021年に発生した火山の噴火からの復興費用に充てるために、龍涎香を売却する考えを持っています。 詳しくみる ⇒ 参照元: 「約7700万円相当の龍涎香」が浜辺に打ち上げられたマッコウ...

アメリカやインドを除くほとんどの国で合法的に取引されている。

マッコウクジラは国際的に保全活動が進められており、条約による保護を受けています。しかし、動物の排せつ物と見なされる龍涎香については、アメリカやインドなどを除くほとんどの国々で合法的に取引することが可能です。 詳しくみる ⇒ 参照元: 「約7700万円相当の龍涎香」が浜辺に打ち上げられたマッコウ...

フェルナンデス氏はマッコウクジラの結腸に硬い石を見つけた。

フェルナンデス氏はマッコウクジラの結腸を調べたところ、直径50～60cm、重さ9.5kgの石を発見した。彼は最初はその石が龍涎香であることに気づかなかった。 詳しくみる ⇒ 参照元: 「約7700万円相当の龍涎香」が浜辺に打ち上げられたマッコウ...

龍涎香は熱で溶けて香る岩です。

マッコウクジラから吐き出されたり、死体から浮き出た結石が海岸に流れ着くことがあります。この結石の中には龍涎香と呼ばれるものもあります。龍涎香は一見はただの岩ですが、熱で溶けやすい性質があります。そのため、龍涎香の見分け方としては、少し軽い妙な岩があったら、火で炙った針を刺し、針がすっと入れば龍涎香と判断することができます。つまり、熱して溶けて香る岩が龍涎香です。 詳しくみる ⇒ 参照元: 龍涎香の解説・見分け方・世界の発見事例