【中華民国】中華民国(ちゅうかみんこく)とは！！？ 歴史や意味、現在の状況を解説

中華人民共和国は1949年10月に成立しました。

孫文の指導する国民党は中国共産党と提携し、北方軍閥の討伐に乗出しました。しかし、孫文の没後、国民党右派は帝国主義諸国と結んで上海クーデターを起こし、国民政府を樹立しました。国民政府は共産党を弾圧しましたが、日本の侵略が激化すると抗戦建国綱領を制定し、第2次国共合作が成立しました。しかし、国共の対立は続き、日中戦争終了後に内戦が激化し、中華人民共和国が成立しました。国民党政府は台湾に渡り、中華民国と称しています。中華人民共和国は国際連合での合法的権利を回復し、国民党政府は国連脱退を宣言しました。また、中華人民共和国と日本との国交正常化により、対日断交を宣言しました。中華人民共和国との国交樹立により、韓国との断交も行われました。 詳しくみる ⇒ 参照元: 中華民国(ちゅうかみんこく)とは？ 意味や使い方

道路建設、軍の近代化、幣制改革・関税改革・紡績業育成に成功した。

中華民国は数度の危機にみまわれたが、道路建設、ドイツ人軍事顧問による軍の近代化、幣制改革・関税改革・紡績業育成に成功した。しかし、日中戦争によって壊滅的な打撃を受けた。第2次大戦後、中国共産党は蒋政権との内戦に勝利し、中華人民共和国を樹立。蒋らは台湾に拠り、ひき続き中華民国を称した。 詳しくみる ⇒ 参照元: 中華民国(ちゅうかみんこく)とは？ 意味や使い方

1971年

西側諸国を含む多くの国々は、それまでの歴史的背景から中華民国と国交があり、1970年代以前は中華民国が国際連合を含む多くの国家に中国大陸と台湾を含む「中国」の正統かつ唯一の後継政府であると認識していた。国連においても中華民国は設立当初の加盟国であり、安全保障理事会の五つの常任理事国の一つでもあった。しかし、1971年、国際連合総会は国際連合総会決議2758（アルバニア決議）を採択し、蔣介石率いる中華民国の代表を中国の代表とみなすことをやめ、国際連合から追放した。 詳しくみる ⇒ 参照元: 二つの中国

中華人民共和国政府は中華民国を国家として承認すること、国家として扱うことに強く反対している。

中華人民共和国政府は中華民国を国家として承認すること、国家として扱うことに強く反対している。中国政府は一貫して「二つの中国」という概念に反対し続けており、代わりに「中国」全土が唯一不可分な主権の下にあるという「一つの中国という原則（一中原則）」を打ち出した。中華人民共和国はこの原則の下、中華民国が統括している領域を実効支配していないにもかかわらず、中華人民共和国と中華民国が統治している領土は同じ「中国」領土の一部分であり、全体で不可分な「中国」という主権国家であると主張している。 詳しくみる ⇒ 参照元: 二つの中国

1991年

中華民国は1991年に動員戡乱時期臨時条款を廃止し、中国共産党を反乱団体と規定することをやめ、中華人民共和国が中国大陸を統治しているという事実を認めた。 詳しくみる ⇒ 参照元: 二つの中国

台湾は日本の植民地として良好な教育システムと医療を備えながらも厳格な統治を受けていた。

しかし、日本人がインフラを整備し、道路、鉄道、港、病院、学校を建設したことで台湾は1920年代までに良好な教育システムと医療を備えながらも厳格な統治を備えた豊かな模範的植民地となった。台湾は意見の食い違う中国国民党（KMT）と中国共産党との間で戦略的な駒となっており、地位決定の必要性が生じていた。台湾の正式な地位は曖昧なものとなり、アメリカ政府は台湾を正式に「中国の一部」とはみなしていなかったものの、蒋介石の国民党軍と中華民国が明らかに統治を行っており、台湾は中国に「返還」されたという立場をとっていた。 詳しくみる ⇒ 参照元: 台湾が中国の一部だったことはあったか？