食料支援の危機、日本と世界の現状は？フードバンク仙台の調査から見える課題とは？フードバンクの現状、物価高騰による食料支援のニーズ、そして私たちができること

それでは、まず日本のフードバンクの現状から見ていきましょう。

食料寄付減少による食料支援活動の危機

6割の団体で食料寄付が減少、米の寄付減少が深刻化。

困窮者に食料支援を行うフードバンクの割が食料寄付減少との調査結果物価高騰による寄付減少で支援継続の危機（速報版）

✅ 今回の調査では、全国のフードバンク団体における食料寄付量の減少が深刻化しており、約6割の団体で食品寄付が減少していることが明らかになりました。特に、米の寄付が減少している団体が多く、米価格の高騰が背景にあると考えられます。

✅ 食料寄付の減少は、フードバンク団体の食料提供活動に大きな支障をきたしており、渡す食料の量が減ったり、支援人数や団体数を減らさざるを得ない状況となっている団体も少なくありません。

✅ 食料支援を利用する困窮者の状況も深刻で、一日一食で過ごしている人や、電気・ガス・水道が停まっている人がいるなど、生活困窮は深刻化しており、このまま食料寄付が減少すれば、民間団体による食料のセーフティーネット機能が停止し、餓死・孤立死が急速に広がってしまう可能性が懸念されます。

さらに読む ⇒｜プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000140259.html

米の寄付減少は、米価高騰が背景にあると分析されています。

食料支援の現場は大変深刻な状況で、早急な対策が求められます。

全国のフードバンク団体が直面する深刻な食料寄付の減少と、それに伴う食料支援活動の危機的な状況が、NPO法人フードバンク仙台による調査で明らかになりました。

調査結果によると、約6割の団体で食料寄付が減少しており、特に米の寄付が深刻な状況となっています。

食料寄付の減少は、食料支援活動への支障をきたし、渡す食料の量や支援対象者を減らすなど、支援活動の継続が危ぶまれる状況となっています。

えー、米の値段上がってるもんな。うちも前より米買うの渋っとるわー。フードバンクの人たち大変やな。

高まる食料支援のニーズ

物価高騰の煽りを受け、世界中で食料支援のニーズが増加していますね。

緊急事態が日常化世界をおおう食料高騰と貧困の波井出留美の「食品ロスの処方箋」【】：朝日新聞

✅ 世界的な物価高騰により、米国、英国など多くの国で、生活困窮者が増え、フードバンクへの支援を求める人が急増している。

✅ 特に米国では、ガソリン価格や食料価格の高騰が低所得者層に大きな打撃を与えており、フードバンクへの需要がコロナ禍時よりも増加している。

✅ 英国では、光熱費の高騰により、食生活を切り詰める家庭が増加しており、学校が長期休暇に入る際に子どもたちの食事を支援する「ホリデー・ハンガー」制度が導入されるなど、食料不安への対策が進められている。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル：朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/sdgs/article/14676830

米国ではガソリン代や食料価格の高騰が、英国では光熱費の高騰が生活を圧迫しています。

日本も他人事ではありません。

一方で、物価高騰の影響で貧困や飢餓は広がり、食料支援のニーズは高まっています。

調査では、一日一食で過ごしている、三回以上食べていない利用者がいるなど、深刻な困窮状態にある利用者が多く存在することが明らかになりました。

食料寄付が減少する一方で、支援を必要とする人々の数は増え続けており、食料支援活動の必要性はますます高まっています。

ま、俺はあんま困ってないけど、困ってる人もおるんやろなー。でも、俺のイケメン力があれば大丈夫やろ！