academic box Logo Menu opener

アメノミナカヌシってどんな神様?天地開闢に現れた最高神を徹底解説!始まりの神、アメノミナカヌシの謎

日本神話の最高神、アメノミナカヌシ。宇宙の根源にして、あらゆる願いを叶える万能の神!天地開闢の際に現れ、姿は見えずとも、その存在は無限の力を持つ。妙見菩薩との習合を経て、現代にも開運、安産、病気平癒など、幅広いご利益で人々を導く。日本神話の深淵を覗き、その神秘に触れてみよう。

アメノミナカヌシってどんな神様?天地開闢に現れた最高神を徹底解説!始まりの神、アメノミナカヌシの謎

📘 この記事で分かる事!

💡 アメノミナカヌシは日本神話に登場する最高神で、宇宙の根源神として位置づけられています。

💡 性別を持たず、親や子もいないという特徴があり、安産や長寿など幅広いご利益があるとされています。

💡 歴史的には、妙見信仰と習合し、多くの人々に親しまれるようになりました。

さて、この後はいよいよアメノミナカヌシについて詳しく見ていきましょう。

始まりの神、アメノミナカヌシ

日本神話における最高神、アメノミナカヌシは、どんな特徴を持つ神様ですか?

宇宙の根源神

アメノミナカヌシは、日本神話における宇宙の根源神として、天地開闢の瞬間に現れたとされています。

最初の神は偉大だけど控えめ】天之御中主神
最初の神は偉大だけど控えめ】天之御中主神

✅ この記事は、日本神話における最初の神である天之御中主神(アメノミナカヌシ)について解説しています。

✅ アメノミナカヌシは、天地開闢の際に最初に現れた神であり、宇宙の根源神として位置づけられています。

✅ アメノミナカヌシは、他の神々とは異なり、性別を持たず、親や子もいません。また、安産、長寿、招福など様々な神徳を持つとされています。

さらに読む ⇒パパ、ときどきトト出典/画像元: https://papa-sometimes-thoth.com/profile-ame-no-minakanushi/

アメノミナカヌシは他の神々と異なり、その姿や具体的な活動はあまり知られていません。

しかし、その存在は、日本神話において重要な意味を持っていますね。

アメノミナカヌシは、日本神話に登場する最高神であり、宇宙の根源神、始原神究極神、眼病の神としても知られています。

古事記において、天地開闢の際に最初に現れたとされ、八百万の神々の頂点に位置する存在です。

性別はなく、宇宙の中心に存在する神として、招福、厄除け、安産、長寿、出世開運、学業上達、技術向上、金運、病気治癒、中風病退除、養蚕守護、海上安全など、幅広い神徳を有しています。

アメノミナカヌシは、『古事記』では高天原に最初に現れた独神とされ、造化三神の一柱、別天津神の一柱として位置付けられています。

しかし、歴史上、氏族や集団に祭られた形跡はほとんど見られず、『延喜式神名帳』にも記載がないことから、実際に古くから信仰されてきた神ではなく、『記紀』が編纂された時代に観念的に創出された神とも考えられています。

近世以降、仏教と習合して「妙見さん(妙見菩薩)」と呼ばれるようになり、多くの庶民に親しまれるようになりました。

これは、アメノミナカヌシの「天の中心の至高神」という性格が、道教の影響を受けた北極星信仰と結びつき、日蓮宗において盛んになった妙見信仰と習合したためです。

妙見信仰は北極星や北斗七星を崇めるもので、北極星を最高神として神格化し、仏教の菩薩の称号を与えられて妙見菩薩と呼ばれるようになります。

神仏分離令により「菩薩」を公然と祀れなくなった多くの妙見神社の祭神がアメノミナカヌシに改められ、秩父神社、千葉神社、九戸神社、八代神社など、多くの神社でアメノミナカヌシが祀られています。

また、安産や子育ての神さまとして有名な水天宮にも祀られています。

えー、なんかめっちゃすごい神様やん! 宇宙の始まりとかロマン感じるわ〜!

謎に包まれた存在

アメノミナカヌシはどんな神様?

謎が多い存在

この神様は、古事記に現れたきり、その後は姿を消してしまうなんて、ミステリアスですね。

天之御中主神アメノミナカヌシとは?
天之御中主神アメノミナカヌシとは?

✅ 天之御中主神は、古事記の冒頭に現れる宇宙の最高神・至上神であり、天地創造の際に生まれた造化三神の一柱です。宇宙の神聖なる中央におわす存在として、天皇・王権の正当性を根拠づける役割も担っています。

✅ 中世以降、伊勢神道では豊受大御神に比定され、水徳の神・元始神として重要な役割を果たすようになりました。また、北斗・北極星信仰や仏教の妙見菩薩との同一視なども行われ、一般信仰の対象となりました。

✅ 天之御中主神は、安産、開運招福、事業成就などのご利益があるとされています。主な祭神とする神社として、秩父神社、岡太神社、相馬中村神社などが挙げられます。

さらに読む ⇒神道神社出典/画像元: https://shinto-jinja.jp/?p=1237

アメノミナカヌシは、姿を消した後も、様々な解釈や信仰の対象として存在し続けているんですね。

ほんま、奥深い!。

アメノミナカヌシは『古事記』において、天地創造の際に現れてすぐに姿を消し、その後は一切登場しません。

そのため、アメノミナカヌシの姿や言動、行動など、具体的な情報はほとんどありません。

また、古代に祀られていたのかどうかについても明確な証拠はなく、平安時代に書かれた『延喜式神名帳』にはアメノミナカヌシを祀る神社の記載が見当たらず、信仰されていた形跡はほとんど見られないことから、現実離れした存在であったために祀られなかったのではないかと考えられています

アメノミナカヌシが宇宙の始まりであるビッグバンを表しているという説や、天と地の間のエネルギーが集まる場所であるという説など、様々な解釈が存在しますが、古事記にはこれらの解釈を裏付ける明確な記述はなく、あくまで想像の産物である可能性も高いです。

また、道教の「三」「五」「七」といった概念を取り入れて、記紀を編纂する際に生まれたという説もあるなど、その存在や役割については様々な解釈がされています。

いやー、謎多き神様って、なんか惹かれるよな! 宇宙のビッグバンとか、ロマン感じるし!

次のページを読む ⇒

日本神話の創造神、アメノミナカヌシ。天地開闢の根源神として、開運招福のご利益も!その信仰の変遷と、日本人が信じる神々の世界を紐解きます。