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GLP昭島プロジェクトの環境影響評価、住民説明会で何が?(データセンター、物流施設、環境問題?)昭島市の大規模開発計画、環境影響評価書案の行方

巨大物流・データセンター建設「GLP昭島プロジェクト」始動! 昭島市で進む大規模開発は、環境負荷抑制、交通対策、地域との共存が鍵。市民説明会、立川市議会の請願、環境影響評価を経て、事業は複雑な段階へ。交通問題、安全対策、環境への配慮など、課題山積ながら、住民との対話と都の審査を通して、未来都市を目指す。

GLP昭島プロジェクトの環境影響評価、住民説明会で何が?(データセンター、物流施設、環境問題?)昭島市の大規模開発計画、環境影響評価書案の行方

📘 この記事で分かる事!

💡 GLP昭島プロジェクトは、昭島市で計画中の物流施設とデータセンターの建設事業です。

💡 環境アセスメント(環境影響評価)が進められており、住民説明会なども開催されています。

💡 交通問題、環境負荷、景観への影響など、様々な課題について議論が交わされています。

それでは、まずこのプロジェクトの概要と、環境への影響について見ていきましょう。

GLP昭島プロジェクトの概要と環境影響評価

昭島市で計画中の物流施設建設、環境への影響はどう評価されている?

環境影響評価手続き中

本日は、GLP昭島プロジェクトの概要と環境影響評価について詳しく見ていきますね。

昭島プロジェクト:年月日東京都環境影響評価審議会第部会が開催されました
昭島プロジェクト:年月日東京都環境影響評価審議会第部会が開催されました

✅ GLP昭島プロジェクトの環境影響評価書案について、東京都環境影響評価審議会第2部会が開催され、活発な質疑応答が行われました。委員会では、温室効果ガス、史跡文化財、日影、生物・生態系、計画の意義、水循環など、多岐にわたる項目について、事業者に対して詳細な質問や意見が提出されました。

✅ 具体的な質問内容としては、EV車の活用率、PUEの低減、太陽光発電の増強、史跡文化財との連携、日影対策、アニマルパス整備の詳細、緑の質の向上、物流倉庫の必要性、深井戸の利用、雨水浸透施設の設置など、住民の不安や懸念を解消するための具体的な対策を求める声が多数ありました。

✅ 今回の審議では、事業者に対して、環境への影響を最小限に抑え、持続可能な開発を実現するための具体的な対策を求める声が強く、今後の審議や見解書の内容が注目されます。また、都民意見438件、関係市長意見3件と、非常に多くの意見が提出されたことから、地域住民の関心の高さがうかがえます。

さらに読む ⇒林まい子出典/画像元: https://hayashimaiko.seikatsusha.me/blog/2024/07/26/4268/

事業者と住民の間での活発な意見交換、素晴らしいですね。

環境への影響を最小限に抑えるための具体的な対策が求められている点が、今後の展開を左右するでしょう。

「GLP昭島プロジェクト」は、昭島特定目的会社と日本GLP株式会社が昭島市域で計画している約58.8ヘクタールの敷地での物流施設やデータセンター建設事業です。

このプロジェクトは、昭島市が事業者に対して環境負荷抑制、交通課題対策、まちづくりへの配慮など、様々な要請を行っていることから注目を集めています。

2024年2月には説明会が開催され、その後も市民への説明会などが開催されながら事業計画が検討されていきました。

2024年8月には、立川市議会に交通量増加反対に関する請願が提出され、採択されました。

この請願は、立川市から東京都に市長意見として伝えられ、事業者に対してもその趣旨が伝えられました。

その後、2024年10月には、環境影響評価調査計画書が東京都に提出され、縦覧・閲覧が行われました。

環境影響評価に関する審議会では、2024年11月30日、12月20日、12月26日に審議が行われ、2025年1月30日に環境影響評価書案が諮問されました。

2025年1月には環境影響評価書案が提出され、縦覧が行われ、3月には市長意見が回答されました。

2025年8月6日には見解書が提出され、9月17日には都民の意見を聞く会が開催されました。

9月26日には環境影響評価書案に関する審議が行われました。

このプロジェクトは、環境影響評価手続きを進めながら、地域住民との意見交換などを重ねていく予定です。

うわー、めっちゃ色んな意見が出てるやん!でも、みんな真剣でなんかエモいな!

昭島市の要請内容

昭島市は「GLP昭島プロジェクト」に対し、どんな懸念を抱いている?

住民安全と生活環境への影響

昭島市が事業者に対して、様々な要請を行っているんですね。

日本GLP約の広大な敷地に、物流施設6棟、データセンター9棟などを建設「昭島プロジェクト」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧!東京・大阪都心上空ヘリコプター遊覧飛行
日本GLP約の広大な敷地に、物流施設6棟、データセンター9棟などを建設「昭島プロジェクト」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧!東京・大阪都心上空ヘリコプター遊覧飛行

✅ 東京都環境局は、「日本GLP」が計画する「GLP昭島プロジェクト」の環境影響評価調査計画書を公表しました。このプロジェクトでは、昭島市つつじが丘一丁目1番外の約58.8haの土地に、物流施設6棟、データセンター9棟、複合用途施設1棟などを建設する予定です。

✅ 計画地はアメリカ軍横田基地の南側に位置し、玉川上水沿いの緑地や代官山緑地に隣接しています。かつてはゴルフ場や宿泊施設などが整備されていましたが、2021年に「日本GLP」が土地を取得しました。

✅ 日本GLPは2024年4月に開発に着工し、2026年頃から順次竣工、全体の竣工は2028年~29年を予定しています。環境影響評価調査計画書は2024年10月14日から10月24日まで縦覧されています。

さらに読む ⇒東京・大阪 都心上空ヘリコプター遊覧飛行出典/画像元: http://building-pc.cocolog-nifty.com/helicopter/2022/10/post-cdab62.html

地域住民の安全と生活環境を考慮した上で、プロジェクトを進めていくことが重要です。

交通計画の再検討は、特に注目すべき点でしょう。

昭島市は、「GLP昭島プロジェクト」に対して、地域住民の安全確保と生活環境への影響を懸念し、2022年11月29日と2024年5月29日の2度にわたり事業者に対して要請を行いました。

要請内容は主に、地域住民への丁寧な対応、交通計画の再検討、交通安全対策の強化、生活環境への影響抑制、景観への配慮などです。

特に交通計画については、立川市道1級15号線(宮沢中央通り)への関連車両の走行を制限し、高規格道路利用を促進するよう求めています

また、児童の通学路となる宮沢中央通りの交通量低減のための具体的な対策の提示を求めています。

さらに、工事用車両や関連車両による交通安全確保のため、事前対策を講じるよう強く要請しています。

いやー、昭島市もなかなかやるやん!でも、俺も自分の街にこんなんできたら、絶対文句言うわ!

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東京都が「GLP昭島プロジェクト」環境影響評価書案を縦覧。物流施設建設に関わる環境保全の意見を募集!説明会も開催。締め切りは3/14。