宝塚歌劇団問題、何が起きた？～隠蔽体質とパワハラ、そして未来への課題？宝塚歌劇団、劇団員の自死問題を巡る真相と今後の展望

今回は宝塚歌劇団で起きた悲劇について、事件の始まりから現在までの経緯、そして今後の課題について掘り下げていきます。

悲劇の始まりと隠蔽

宝塚歌劇団で起きた自死事件。

その裏には、上級生からのパワハラと、劇団側の隠蔽体質がありました。

事件の始まりとその隠蔽について見ていきましょう。

ヘアアイロンでやけど、謝罪なし…宝塚側が認めたパワハラの数々

公開日:2024/03/28

✅ 宝塚歌劇団の劇団員死亡問題に関し、阪急阪神ホールディングスと遺族側は、上級生らによるパワーハラスメント14件を認定し、歌劇団側に安全配慮義務違反があったとする合意書を締結しました。慰謝料など解決金も支払われます。

✅ 合意書では、長時間労働やパワハラ行為、経営陣の怠慢が原因で今回の事態が発生したとし、すべての責任が劇団にあることを認めています。

✅ HDの角和夫会長ら経営陣は遺族に謝罪し、上級生らの謝罪文が提出されました。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240328/k00/00m/040/262000c

劇団がパワハラを認め、謝罪したことは一歩前進ですが、解決金で済ませようとする姿勢は、どこか物足りなさを感じます。

責任の所在を明確にし、再発防止策を講じる必要性を感じます。

2023年9月30日、宝塚歌劇団宙組に所属していた有愛きいさんが、自宅マンションから飛び降り自殺するという痛ましい事件が発生しました。

事件の背景には、上級生からの度重なるいじめとパワハラがあったとされています。

この事件は、2023年2月に週刊文春が報じた宝塚内部でのいじめ疑惑を発端としています。

当初、劇団は事実関係を否定しましたが、その後、事態は急展開。

11月10日の記者会見では、いじめやパワハラを認めず、ヘアアイロンによる火傷についても「日常的」と説明するなど、隠蔽の疑いが持たれました。

しかし、遺族からの証拠開示や、SNSでの批判の高まりを受け、2024年3月28日、劇団は一転してパワハラの存在を認め、遺族に謝罪しました。

外部有識者によるアドバイザリーボードが設置され、宙組公演の再開が発表されました。

えー、まじか…最初は認めんかったとかありえへんくない？ 隠蔽とか、ありえへん！もっと早くちゃんと対応せなあかんかったんやん！

明らかになったいじめの実態

いじめの実態が明らかになってきました。

退団を発表した方もいらっしゃるようです。

具体的に何があったのか、詳細を見ていきましょう。

宙組・彩妃花突然の退団なぜ？「有愛さんとの絆の深さか」宝塚いじめパワハラ問題

✅ 宙組の彩妃花さんと葉咲うららさんが、3月31日付で突然退団を発表。彩妃さんは、昨年亡くなった同期の有愛さんの件で、劇団への失望や抗議、または別の夢を追うために退団を決意した可能性がある。

✅ 退団理由として、有愛さんとの深い絆、劇団の対応への失望、パワハラ問題への抗議、そして新たな夢を追求したいという思いなどが考えられる。

✅ 劇団の発表では、退団の挨拶などがないため、いじめやパワハラ問題の影響、または、劇団から「追い出された」可能性も示唆されている。

さらに読む ⇒memory-note出典/画像元: https://www.memoriaactiva.com/ayahihana-1/

彩妃さんの退団は、事件への抗議、または新たな夢を追うためとのことですが、真相は闇の中。

劇団の対応への不信感や、パワハラ問題の根深さを感じます。

事件後、週刊文春の記事によって、有愛さんをいじめていたとされる上級生4名、松風輝、芹香斗亜、花菱りず、優希しおんの実名が公表され、具体的な言動が明らかになりました。

松風輝は、有愛さんに罵声を浴びせ、「マインド」を理由に執拗に責め、下級生の失敗を彼女の責任にするなど、組長としての立場を利用した過度な叱責を行っていました。

芹香斗亜は、話し合いの場で記事の責任を有愛さんに押し付け、彼女の発言を許さず、公演への強い執着を見せました。

花菱りず、優希しおんは、「嘘つき」などと罵倒し、陰湿ないじめを繰り返していたと報じられています。

具体的には、ヘアアイロンでの火傷、深夜の髪飾り作り強要、人格を否定する発言など、度重なる虐待行為が詳細に描写されています。

新人公演後、プロデューサー主催の会議室での説教や、全体集会での過呼吸発作など、有愛さんの精神的な苦痛が深刻化する様子が描かれました。

いやぁ、ほんっと酷いっすよね！上級生の実名とかマジでヤバいし、ヘアアイロンで火傷とか、ありえん！マジで人間性疑うわー。