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『抗がん剤を使わなかった夫~すい臓がんと歩んだ最期の日記~』倉田真由美さんの選択とは?倉田真由美さんが綴る、夫の闘病と在宅看取り

映画プロデューサー叶井俊太郎さんのすい臓がん闘病と、それを支える妻・倉田真由美さんの壮絶な日々を描く。標準治療を拒否し、最期まで自分らしく生きようとした夫と、その姿を看取る妻の葛藤と愛情。書籍『抗がん剤を使わなかった夫』では、がん治療における患者の選択と家族の心情に迫り、在宅での看取りを通して"幸せな死に方"を模索する。生きること、死ぬこと、そして愛することの意味を問いかける感動のドキュメント。

『抗がん剤を使わなかった夫~すい臓がんと歩んだ最期の日記~』倉田真由美さんの選択とは?倉田真由美さんが綴る、夫の闘病と在宅看取り

📘 この記事で分かる事!

💡 すい臓がんと診断された夫を、妻である倉田真由美さんが自宅で看取った記録のエッセイです。

💡 抗がん剤治療を選択せず、夫の意思を尊重した結果、自宅での看取りを実現しました。

💡 書籍の出版、トークイベントの開催を通して、患者の選択と家族の絆について伝えています。

それでは、倉田真由美さんのエッセイを通して、叶井俊太郎さんの闘病生活と、そこから私たちが得られる教訓について、詳しく見ていきましょう。

病名の告知と治療の選択

余命宣告から、叶井さんはどんな治療を選んだ?

標準治療を拒否し、対症療法を選択。

倉田真由美さんは、夫の叶井俊太郎さんの闘病を支え、抗がん剤を使わない治療法を選択。

ご自宅での看取りを実現されました。

病気の告知から看取りまでの過程で、どのような選択がされたのか、詳しく見ていきましょう。

痛いのは嫌だ」「抗がん剤は受けない」余命宣告でも破天荒だった夫・叶井俊太郎を介護した倉田真由美が一番後悔していることとは
痛いのは嫌だ」「抗がん剤は受けない」余命宣告でも破天荒だった夫・叶井俊太郎を介護した倉田真由美が一番後悔していることとは

✅ 倉田真由美さんは、夫である叶井俊太郎さんの闘病生活を支え、抗がん剤を使用しない選択をした結果、自宅での看取りを実現できたことに意義を感じている。

✅ 叶井さんは、余命宣告を超えて1年9ヶ月間を生き、最期まで食事と仕事を楽しみ、自宅で最期を迎えることができた。

✅ 倉田さんは、夫が亡くなる前日に食べさせたかったホットスナックを買いに行けなかったことを後悔しており、標準治療以外の選択肢を示すことで、患者が納得のいく人生を送る手助けをしたいと考えている。

さらに読む ⇒集英社オンライン出典/画像元: https://shueisha.online/articles/-/253047

抗がん剤治療以外の選択肢があること、そして自宅での看取りを選ばれたことに、深く感銘を受けました。

ご本人の意思を尊重し、最期まで寄り添う姿は、多くの人に勇気を与えるのではないでしょうか。

映画プロデューサーの叶井俊太郎さんは、2022年5月にすい臓がんと診断され、余命宣告を受けました

倉田真由美さんは、夫の闘病生活を綴るエッセイの連載を開始。

第1回では、食事に関する葛藤がテーマとなりました。

叶井さんは標準治療の抗がん剤治療を拒否し、対症療法を選択。

胆管のステント手術や胃と小腸を繋ぐバイパス手術を受けました。

しかし、手術後も食事制限を守れず、倉田さんは夫への愛情と、理解できない行動への苛立ちの間で揺れ動く日々を過ごしました。

えー、なんか感動的やん!でも、抗がん剤って使わんかったらあかんとか、そういう決まりはないんやな!自分らしく生きるって大事やん!

食生活と感情の葛藤

手術後の食欲、どう対応?夫の意思尊重の秘訣は?

食事制限と夫の意思尊重、情報収集と看病への思い。

叶井さんの食生活の変化と、それに対する倉田さんの葛藤が描かれています。

病状と食生活の関連性、そして夫婦間の感情の揺れ動きについて、掘り下げていきます。

倉田真由美さん「すい臓がんの夫と余命宣告後の日常」Vol.15「亡くなる2日前、夫が食べたいとリクエストしたもの」 (1/1)

公開日:2024/03/29

倉田真由美さん「すい臓がんの夫と余命宣告後の日常」Vol.15「亡くなる2日前、夫が食べたいとリクエストしたもの」 (1/1)

✅ 漫画家の倉田真由美さんの夫である叶井俊太郎さんがすい臓がんで亡くなり、最期の日々を振り返る記事。

✅ 叶井さんは腹水に苦しみ、自宅で腹水を抜くことを選択。倉田さんは腹水除去に賛成ではなかったものの、夫の意思を尊重し、抜いた直後に叶井さんがマクドナルドをリクエストしたエピソードなどを語っている。

✅ 記事では、すい臓がんが発覚するまでの経緯を描いたコミック版が無料公開されていることも紹介されている。

さらに読む ⇒みんなで考える、家族のこと、自分のこと | 介護ポストセブン出典/画像元: https://kaigo-postseven.com/151669

食事制限と本人の欲求の間で揺れ動く姿は、非常にリアルで、共感できる部分も多いと感じました。

病気と向き合う中で、家族がどのように支え合うのか、考えさせられますね。

叶井さんは、手術後には一時的に食欲が回復し、食べたいものを食べようとします。

しかし、医師からは食事制限を指示されており、食べ過ぎると胃痛を起こしてしまうため、倉田さんはその対応に苦慮しました。

夫の行動に戸惑い、感情の起伏を抑えられない自分自身を省み、夫への看病への思いを新たにします。

倉田さんは、様々な情報を集めつつ、自由診療なども模索しましたが、最終的には夫の意思を尊重することにしました。

いやー、奥さん大変やん!でも、食べたいもん食べさせてあげたい気持ちも分かるし、制限しなあかんのも分かるし…難しいとこやね!俺やったら、とりあえず美味いもん食いまくるけど!笑

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夫を看取った倉田真由美氏が贈る、がん闘病と在宅看取りの記録。患者の選択と家族の想い、そして「幸せな死に方」を考える書籍とイベント情報。