60歳からの働き方と年金受給のギモン？～人生100年時代を生き抜くための年金と働き方～60歳からのセカンドキャリアと年金受給の注意点

今回は、60歳からの働き方と年金受給について、詳しく見ていくために、各章へと進んでいきましょう。

定年延長と年金制度改革の波に乗る

定年延長、年金制度改革が進む中、60歳からの働き方は大きな関心事です。

年金受給額の増減や働き方、給与など、様々な側面から、その変化を見ていきましょう。

年金大改正､何歳から年金をもらえばトクなのか 年金受給は60歳から75歳の間で選べるようになる

公開日:2022/04/19

✅ 2022年度からの年金制度改正で、繰り下げ受給開始年齢の上限が70歳から75歳に引き上げられた。

✅ 繰り下げ受給とは、本来より遅れて年金を受け取ることであり、75歳から受給を開始すると、通常の65歳受給開始と比べて年間で84％も年金額が増加する。

✅ 年金は、原則65歳から受給開始できるが、繰り上げ受給（60歳まで）や繰り下げ受給（75歳まで）を選択することで、年金額を増減させることが可能。

さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/581989

繰り下げ受給で年金額を大きく増やすことができるのは魅力的ですね。

ただ、将来設計は、個々の状況に合わせて慎重に検討する必要があると感じました。

少子高齢化と優秀な人材の確保という社会的な背景から、定年延長の動きが活発化しています。

定年延長は、安定した収入を確保し、転職活動を避けるというメリットがある一方、希望する働き方ができない、給与が減る、年金が減額されるというデメリットも存在します。

同時に、2020年の年金制度改正法により、65歳以上で働きながら厚生年金保険料を納付すると、年金額が増額されるようになりました。

また、年金の繰り下げ受給制度を利用することで、更なる増額も可能です。

えー、ホンマに？65歳からと75歳からじゃ、そんなに変わるん？将来のこと、ちゃんと勉強せんとアカンなー。

60歳からのセカンドキャリアと年金受給のギモン

60歳からのセカンドキャリアでは、年金と働き方の関係が複雑になります。

高年齢雇用継続給付や在職老齢年金が年金に与える影響について、詳しく見ていきましょう。

60歳定年を過ぎても働きたいです。60歳以降に給与が減ると給付が受けられることがあると聞いたのですが、どのような制度ですか？ （4）年金との調整を確認

✅ 高年齢雇用継続給付を受給しながら厚生年金に加入している人が、60歳台前半の特別支給の老齢厚生年金や繰上げ受給の老齢厚生年金を受け取っている場合、高年齢雇用継続給付の額に応じて年金が支給停止される。

✅ 年金の支給停止額は、高年齢雇用継続給付の種類と、60歳以降の賃金や標準報酬月額に基づいて計算され、支給限度額を超える場合は調整方法が変わる。

✅ 厚生年金被保険者で高年齢雇用継続給付を受給する場合、今回の支給停止とは別に、在職老齢年金制度による支給停止も考慮する必要があり、自身の状況に応じた確認が重要である。

さらに読む ⇒ファイナンシャルフィールド出典/画像元: https://financial-field.com/oldage/entry-287473

高年齢雇用継続給付と年金の調整、複雑ですね。

自分の場合はどうなるのか、しっかり確認しないと、損しそうだなと思いました。

ファイナンシャルプランナーのアドバイスを通して、60歳からの働き方と年金受給に関する具体的な注意点を見ていきましょう。

繰上げ受給の減額率は緩和されましたが、生涯にわたる影響を考慮する必要があります。

60代前半の年金受給者は収入によって年金が一部カットされる可能性がありますが、基準額が引き上げられたため、収入が減少する場合には、カットの可能性は低くなります。

高年齢雇用継続給付の受給や失業手当を受給しながらの転職活動は、年金に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

特に、繰上げ受給は慎重に検討し、長期的な視点で受給開始時期を決定することが重要です。

いやー、年金ってむずかしかとね！俺も将来のこと、ちゃんと知らんといかんね。とりあえず、FPの人に相談してみるかな。