暴走族文化って何?カミナリ族から旧車會まで、不良文化の変遷を追う!昭和の不良文化:カミナリ族、暴走族、旧車會、ファッション、影響
1950年代のカミナリ族から、70年代の暴走族へ。革ジャン、改造バイク、そして社会を騒がせた彼らの姿を追う!『イージーライダー』の影響、多様化するグループ…時代を駆け抜けた不良文化は、旧車會やファッション、音楽にも爪痕を残した。騒音と暴力、その裏側にある反逆精神とは?時代を彩った象徴的なアイテムも紹介。

💡 カミナリ族の登場から暴走族の隆盛、旧車會の台頭まで、バイク文化における不良文化の変遷を辿ります。
💡 映画『イージーライダー』やファッションが及ぼした影響、社会問題となった暴走行為についても触れます。
💡 旧車會の独自のカスタム文化や、不良文化を象徴するアイテムについても解説します。
今回は、日本の不良文化におけるバイクとファッションの歴史を紐解き、変遷と影響について、様々な角度からご紹介していきます。
カミナリ族、不良文化の始まり
革ジャンとバイク!カミナリ族、そのファッションと社会への影響は?
不良文化の影響、暴走族のルーツ、騒音と危険運転。
昭和30~40年代に現れたカミナリ族。
彼らは改造バイクで公道を走り回り、騒音や危険運転で社会問題となりました。
警察の取り締まり強化や、三ない運動などを経て、暴走族へと変化していきました。

✅ カミナリ族は、昭和30~40年代に公道でオートバイの高速走行を好んだグループの俗称で、騒音や無謀運転が問題となった。
✅ 彼らは改造したオートバイで深夜の繁華街を走り回り、警察の取り締まり強化や「三ない運動」などを経て、次第に「暴走族」と呼ばれるようになった。
✅ 映画「乱暴者」の影響を受け、中産階級以上の子弟を中心に結成されたが、後に低年齢化・大衆化し、不良グループの台頭による「武闘派」との抗争や犯罪も多発した。
さらに読む ⇒Wikiwand出典/画像元: https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AA%E6%97%8Fカミナリ族から暴走族への変化は、社会状況や法規制の変化を反映していますね。
彼らのファッションや行動は、当時の若者文化に大きな影響を与えたことが伺えます。
1950年代後半、日本には革ジャンに身を包み、バイクで騒音を立てる「カミナリ族」が登場しました。
彼らは、現代のバイカーズファッションの原型とも言えるスタイルで、革ジャン、ジーンズ、サングラスを着用し、タイトまたはゆったりとしたシルエットを着こなしていました。
彼らのファッションは、海外の不良文化の影響を受け、「理由なき反抗」を表現していました。
このカミナリ族が、後の「暴走族」のルーツとなり、単に高速走行を楽しむだけでなく、騒音や危険な運転で社会を騒がせました。
えー、カミナリ族って、ちょっとダサくない?でも、革ジャンとか憧れる気持ちは、ちょっとわかるかもー。あたしもイケイケになりたい!
暴走族の誕生とイージーライダーの影響
暴走族誕生の背景は?映画『イージーライダー』の影響とは?
プレスライダーと映画の影響。カスタムバイクの流行。
1960年代後半には、映画『イージーライダー』の影響を受け、チョッパーカスタムが流行。
都市部では、プレスライダーのテクニックが注目され、改造バイクで暴走する暴走族が誕生しました。
騒音や違反行為だけでなく、暴力行為も問題に。

✅ 著者は映画『Easy Rider』に登場するチョッパーをスクラッチモデルで再現することにした。これは、1998年にグッゲンハイム美術館で開催された展覧会で、レプリカが展示されていたことに興味を持ったことがきっかけ。
✅ 映画『Easy Rider』は、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーが制作したニューシネマの代表作。マリファナ密売で得た資金を使い、自由を求めて旅する二人のヒッピーを描いた作品で、当時のアメリカの若者文化に大きな影響を与えた。
✅ 映画で使用されたチョッパーは、ハーレーダビッドソンの旧型車をベースにカスタムされたもの。映画制作の資金が不足していたため、中古車を購入し、カスタムビルダーに依頼して制作された。
さらに読む ⇒PARCFERME(パルクフェルメ)出典/画像元: https://parcferme.co.jp/article/6512/映画の影響力ってすごいですね。
自由を求める若者たちの姿が、バイク文化と結びつき、新たな不良文化を生み出した。
社会問題化するほどの影響力があったんですね。
1960年代後半、モータリゼーションが進む中で、都市部の渋滞に悩まされた人々は、取材物を迅速に運ぶ「プレスライダー(エクスプレスライダー)」の運転テクニックやバイクの改造に注目し始めました。
彼らのスタイルは、後の暴走族のスタイルに影響を与えました。
さらに、1970年に公開されたアメリカ映画『イージーライダー』は、反体制的な若者たちの自由を表現し、劇中に登場するチョッパースタイルのバイクは、暴走族のカスタムに大きな影響を与えました。
これらの要素が組み合わさり、1970年代には、改造バイクで暴走し、交通ルールを無視する「暴走族」が誕生しました。
暴走族は、騒音や違反行為だけでなく、威圧や喧嘩などの暴力行為も行うようになり、社会問題となりました。
いやー、俺もいつかハーレー乗りたいっす!あの自由な感じ、最高っすよね!イージーライダーみたいな旅、憧れるわー!
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速度を競う暴走族、旧車會、不良文化の象徴たち。改造バイク、斬新なアイテム、時代を彩るCM… 80年代カルチャーを凝縮。