【義経伝説】義経伝説"一覧" - 義経物語とこくい坂の魅力を紹介

源義経は、木曽義仲を破り、一の谷、屋島、壇ノ浦で平家を滅ぼしました。

しかし、最後の二年間は奥州に隠れ住んでいた失意の日々であり、この二年間が義経伝説の舞台となっています。

義経は福井県の平泉寺を出発し、加賀市・菅生石部神社を拝み、篠原や根上の松、岩本の十一面観音などを訪れました。

また、倶利伽羅峠では平家の霊を慰める経を読んでいます。

この道はかつての古代官道であり、江戸時代に整備された街道とは異なり、険しい道でした。

現在も北陸道の面影が残っており、当時の寂しさを感じることができます。

木曽義仲は義経の従兄弟であり、義経の父が討たれた後、木曽山中で育てられました。

義経は北陸を平定し、入京して征夷大将軍に任じられましたが、頼範や義経軍に攻められ、山城国宇治川で敗れ、近江国粟津で戦死しました。

倶利伽羅峠では義経軍と平維盛軍が激突し、平家軍の死骸が谷を埋めるほどの大敗を喫しました。

義経伝説は、兄頼朝の不信を買って逃れる身となってからにその中心があり、とくに彼に従った弁慶の活躍は目覚ましい。

謡曲『船(ふな)弁慶』にみる四国での嵐(あらし)の遭遇、謡曲『安宅(あたか)』、舞曲『富樫(とがし)』にみる北国落ちまでの関守に見とがめられたおりの機転など、弁慶の活躍は熊野修験者(しゅげんじゃ)の語りを考えざるをえない。

義経は奇襲戦法のゲリラ戦を得意とし、その軍略により平氏追討を成し遂げた。

しかし、東国の武士との争いや天皇位を象徴する宝剣の回収に失敗したことから、頼朝との不和が始まった。

頼朝の冷酷な仕打ちにより畿内近国の支配権を奪われ、恩賞も取り上げられた義経は、鎌倉に入ることを許されず、後白河法皇に頼朝追討宣旨を得るために兵を挙げた。

しかし、渡海の試みは失敗し、義経は吉野に逃れて流浪の生活を送った。

最終的には奥州藤原氏の保護を得たが、藤原氏の内訌に巻き込まれて討死した。

義経の戦いぶりと悲劇的な生涯は後世に大きな感動を与え、義経伝説はさまざまな芸能作品に取り入れられた。

兵庫県下には源義経や弁慶の伝説が数多く残っており、特に小野市樫山周辺には不思議な現実味を持った伝説が残されている。

その中でもこくい坂と亀井ヶ淵は特に注目されており、こくい坂は神戸電鉄樫山駅の南西500mほどに位置し、樫山の南にある丘を登る坂である。

樫山には義経伝説の地が点在しており、それぞれの場所はごくささやかな場所である。

立派な寺や石造物は存在せず、小さな祠や巨石が残されている。

しかし、そこには村人たちの歴史が重ねられ、伝説として語り継がれている。

身近な場所で語り継がれた伝説は、今もなお生き続けている。

山本義経は勢多・宇治合戦で義仲軍の一員として戦闘に参加した。

頼朝軍の搦手大将軍は「九郎義経」とされ、山本義経は錦織義弘の「義弘父」とされている。

宇治川の戦いでは敵味方として戦ったとされるが、山本義経は義仲の最終決戦の史料には現れていない。

源義経は平安末期から鎌倉初期の武将であり、義朝の九子である。

彼は平治の乱で平氏に捕えられたが、ひそかに陸奥藤原秀衡の下に庇護を求めた。

その後、頼朝の挙兵に参じ、義仲追討や平氏滅亡に活躍したが、頼朝と不和となり再び奥州へ向かった。

最終的には泰衡に襲われ、衣川の館で自殺した。

彼の生涯については不明な点が多く、後に義経伝説が生まれた。

山本義経と九郎義経は同時代に活躍し、ニアミスしたことで、山本義経の足跡まで九郎義経の伝承として残った可能性がある。

この仮定は多くの「義経伝説」が各地に残っている理由の一つとなるかもしれない。

義経は平家討伐の戦功が報われず、追われる身となり、北国落ち、南加賀の地を目指した。

その最後の旅は北陸道を通り、安宅の関や黒松越しに見える日本海を訪れた。

義経の最後の旅は悲劇的なものであり、彼の物語は歌舞伎や謡曲などで広く知られている。

南加賀の地を訪れる人々は、義経の旅の想像力を呼び起こすことが求められる。