恐山のイタコ体験談！口寄せの真実に迫る

イタコは、厳しい修行を乗り越えて「口寄せ」を得た霊感能力のある女性たちで構成されています。

口寄せは、故人の霊を招き寄せて、その霊から伝えられたメッセージを依頼者へ代弁してくれます。

イタコは、目をつむって数珠をシャカシャカこすりながら、呪文を声に出して唱えます。

数分後くらいで、亡くなった人がイタコに憑依し始め、イタコの口から依頼者に話し言葉で語りかけてきます。

口寄せの料金は、一人につき4000円～5000円くらいで、30分程度が相場です。

イタコの口寄せで驚いたことは、生前の父親との関係や母親の状況を言い当てられたことです。

口寄せを開始して数分の呪文を唱えた後、イタコは「息子よ、よく来たな」と語り始め、故人との対話が始まりました。

私は「元気でやってるよ」と返答したら、イタコは「元気でなによりだ」と答えました。

イタコの口寄せは青森弁訛りがちょっと聞き取りづらかったものの、驚くべき的中率で生前の父親との関係や母親の状況を当てられました。

イタコの口寄せを確かめるために恐山を訪れた体験談では、イタコの口寄せが行われる場所や状況が詳細に描かれています。

恐山のイタコは特に有名で、多くの人々が訪れますが、イタコの口寄せが本当かどうか疑問を抱いている人もいます。

この体験談では、イタコの口寄せを疑いながらも、実際に恐山を訪れて確かめる様子が描かれています。

イタコに口寄せをしてもらうためには、基本的には恐山にイタコのテントが出る例大祭の時期を狙って行かなければなりません。

イタコのテントは、いつでも出ているわけではないのです。

チャンスは夏（7月20～24日）と秋（10月上旬の3連休）にある恐山大祭の2回です。

この大祭では、大施餓鬼法要や大般若祈祷が催されるほか、イタコがテントを張って口寄せを行います。

昔は10人ほど軒を連ねていたようですが、今では2人ほどにまで減ってしまっているそうです。

松田広子さんは、南部八戸イタコ六世代であり、最年少のイタコとして活躍しています。

彼女は幼少期からイタコとの関わりが深く、中学3年の時にイタコになることを決意しました。

修行を積み、南部イタコ伝承の祝文を受け継ぎ、1991年夏の恐山大祭からイタコとして活動しています。

彼女は大祭・秋詣り以外の日にも積極的に活動しており、口寄せの依頼も受け付けています。

また、彼女はTBS系バラエティ「生き物にサンキュー＆世界の怖い夜 ３時間合体ＳＰ【スフィンクス＆最恐心霊ＳＰ】」の番組内で、大女優・大原麗子さんの霊を口寄せすることにも成功しています。