家康の死亡と大坂の陣の真実：歴史の謎を解明する

大阪府堺市の南宗寺にある家康の墓について、謎が明らかになってきた。

実は家康は大坂夏の陣の11カ月前に死亡しており、その後に死んだとされる家康は影武者であった可能性が浮上している。

豊臣家の滅亡後、上方の人々の願望から伝説が生まれ、本物の墓が作られた可能性も考えられる。

家康は夏の陣で真田幸村に攻め込まれ、一時は死を覚悟したことが有名である。

大坂方の敗北が決定的になった慶長20年（1615）５月７日正午すぎ、茶臼山にあった幸村は、家康の首のみを狙う乾坤一擲の勝負に出た。

家康は平野から住吉街道の北を通過して、越前兵の後方へと陣を押し出してきていた。

銃撃戦の中、幸村は前面の敵である越前兵を切り裂くように突き崩して、徳川旗本隊が守る家康の本陣に斬り込んだ。

「薩藩旧記雑録」には、幸村は家康の御陣に３度攻めかかり、御陣衆を追い散らし討ち取った。

御陣衆のなかには３里も逃げた者もいたと記す。

徳川家康の墓の正確な場所については謎が多く、元和３年に日光東照宮に移葬されたとされているが、異説も存在する。

元和９年に２代将軍・秀忠と３代将軍・家光が南宗寺を訪れたことから、家康の遺体が南宗寺に移葬された可能性が指摘されている。

徳川家康の死亡にまつわる異説や南宗寺の墓に関する根拠、家康の墓の歴史的背景について詳しく解説した。