ストーリー漫画とギャグ漫画の違いについて考察する

ストーリー漫画は、複数ページにわたる程度の分量をそなえた漫画の一種です。

カートゥーンとは異なり、コマの組み合わせで起伏のあるストーリーを描きます。

手塚治虫の影響下にある戦後日本の漫画としても知られています。

ギャグ漫画の魅力は、少ないページ数で読者を満足させることにあります。

テンポの良い笑いを求める読者にとって、ページ数が多いとそのテンポを保つのは難しいことでしょう。

例えば、「DRAGON BALL」はストーリー漫画でありながら、13〜15ページという短いページ数で展開されていました。

これは「Dr.SLUMP」の影響かもしれません。

そして、「新テニスの王子様」も同様のリズムで作品を展開しています。

手塚は物語漫画ではなく、深さと広がりを持つストーリー漫画を目指していた。

笑いだけでなく悲劇性やカタストロフィーも取り入れることを拒否しなかった。

週刊漫画のストーリー漫画は1話当たり16〜22ページ程度です。

多くは19ページが基本で、一部の雑誌では18ページや22ページとなることもあります。

ギャグ漫画のページ数が少ない理由は不明ですが、配慮の一環である可能性があります。