裁判の終結とは？弁論から判決までの手続きを解説

裁判の判決において重要なのは、「当裁判所の判断」である。

この判断によって、当事者の主張がどの程度認められたかや敗訴した場合の弱点が明らかになる。

勝訴した当事者にとっては満足度が決まる重要な要素であり、敗訴した当事者にとっては控訴の可能性を判断するための情報源となる。

裁判所から和解の勧告があることもありますし、弁論を終結して判決に進むこともあります。

多数の証拠が提出された事件では、弁論の終結に際して、提出された証拠･証言によって自分が主張した事実が立証されるということをとりまとめて主張する｢最終準備書面｣を双方が提出することがあります。

弁論終結と判決言い渡し、判決の読み方などについては「弁論終結と判決」の項目で詳しく説明します。

訴えの対象となる金額が140万円以下の場合、簡易裁判所が1審となります（その判決に対する控訴は、地方裁判所が担当することになります）。

簡易裁判所での審理では、地方裁判所での審理と違う点がいろいろあります。

民事裁判の手続きにはいくつかの段階があります。

まずは訴えの提起から始まり、第1回口頭弁論までの流れを理解することが重要です。

原告と被告それぞれの立場や手続きについて詳しく説明します。