【※火葬場の秘密】死者が復活!「助けて~熱い~!」⇒職員「知らんわ!!」助けない理由が恐怖すぎる
火葬場の都市伝説
死者を弔う場所である火葬場、ということもあり、怪談話に都市伝説としてよく登場する話題のようです。
中でも「火葬中に生き返った人が中で暴れている」というようなケースが語られる場合が多いです。
あるサイトにこんな書き込みがされていました。
ある書き込み
火葬場の職員は火葬中に窓から中を見れるのだが
生涯で数回は火がついて暫くしてから息を吹き返した人が
熱さでもがき苦しんで確認用の窓越しに職員に助けを求めるとか
もともと病気の末期の人だし、助けても全身火傷で100%生還
は無理なので、そっと手を合わせて窓を閉めるという
背筋がぞっとするような光景ですが・・・自分の大事な人が生き返ったなら、すぐにでも救出してもらいたいですよね・・・!
しかし、火葬するときの温度はカナリの高温です。
というよりも、生き返るということ自体そもそもありえるのでしょうか・・・?
作り話?
火葬 生き返る で検索したら(※ゾンビとかしゅうきょうで違う的なのを調べたかった)火葬場で生き返るとかの怖い話がいっぱいひっかかって『こんな時間にひとりで読んでたまるか…!!』て総スルーしたけど怖い話得意じゃないけど気になる気持ちでモヤモヤ…
— 場末のアユコ (@canariananas) 2017年5月18日
ただの怖い話のネタになって独り歩きしているだけなのでは?とも思えますね。
名無しさんA:死人を火葬場で骨にする時、炎の熱さで、ごくたまに生き返る人がいる。棺を開けると蓋を爪でガリガリ引っ掻いた跡があるらしい。
名無しさんB:棺桶も一緒に跡形も無く燃えてしまうのにどこの蓋の裏に爪跡が残るの?
――ネット掲示板での会話
— 積木鏡介 (@tumikikyousuke) 2013年8月22日
火葬場についての都市伝説や怖い話はたくさんありますが、どれも物理的におかしい気がします・・・。
法律上おかしい
墓地、埋葬等に関する法律の第3条には
埋葬又は火葬は、他の法令に別段の定があるものを除く外、死亡又は死産後二十四時間を経過した後でなければ、これを行つてはならない。但し、妊娠七箇月に満たない死産のときは、この限りでない。
とあります。
つまり、基本的には死後24時間経たないと火葬してはいけないのです。
死斑がでているかも確認されるため、火葬場でいきなり生き返るというのは確率的にかなり低くなります。
では、どうして?
では、どうしてこんな都市伝説が独り歩きしたのでしょうか・・・?
それはおそらく、失った悲しみから生き返ってほしいという願いも込められているからでしょう。
そして、高温により筋肉が収縮し、時に大袈裟に動くこともあるので、生き返ったから動いていると錯覚することがあるからだとも考えられます。
ガセネタに近い
ということで、この書き込み自体誰かが脚色して書いていると考えられます。
しかし、海外では本当に火葬場で生き返るということが起きているらしいのです・・・。
調べてみると、いくつかのケースがありました。
老人ホームにて
老人ホームに入っていた李さんというおじいちゃんは、様々な持病を持ち、体調も芳しくありませんでした。
ある朝、職員が朝食を持っていくと、李さんが呼吸をしていないことに気づきます。
体は冷たく脈もありません。
前日の夜に気分が悪いと夕食も食べずに寝てしまったこともあり、その前兆もあったことから、亡くなっていると判断しました。
すぐさま火葬場へ
身寄りのない老人が集うホームだったこともあり、李さんはその日のうちに火葬施設の職員へ預けられました。
手続きを済ませて、遺体を火葬場に運ぼうとしたとき、ふと包んでいた布が破れていることに気づきます。
職員がそっとのぞき込むと、頭部が見え、その下で瞼が動いたように見えたのです。
まさか・・・?と思い袋を開けて確認すると、李さんはわずかながら呼吸をしていたのです・・・!
腹が減った
慌てた職員たちは、李さんに応急処置を施しました。
すると、数分後に息を吹き返し「喉が渇いた、腹が減った」と言ったそうです。
医師が駆け付けたころには、タバコを吸い、食事をしていたそうです。
一度止まったはずの心臓でしたが、どうやら食事を長い間とっていなかったことから仮死状態になっていたようです。
日本との違い
中国では、日本のように医師による死亡判断をしないそうです。
この背景には、格差問題があります。
お金がなく、病院で満足な治療が受けられない人がいることから、
死亡診断書の費用を出すこともできず、周囲の判断でその生涯を終えていく人が多いようです・・・。
いかがでしたか?
中国では深刻な事情から「火葬場で生き返る」というケースが起こっているなんて、少し複雑ですね。
日本も格差がないわけではないので、もしかしたらそんな思いをしている人もいるかもしれません・・・。
しかし、火葬場というのは死者を弔う場所であり、大切な人との最後のお別れの場所でもあるので、
怖がって面白がるような都市伝説はあまり吹聴しないに限りますね。
サムネイル:引用元
〈記事作成で参考にさせて頂いたサイト〉