世界最大級の木造建築、大屋根が関西万博会場に完成

2025年国際博覧会（大阪・関西万博）のシンボルとなるリング状の大屋根は、最高高さ約20m、幅約30m、1周約2kmに達し、完成すれば世界最大級の木造建築となる。

日本で古くから使われてきた伝統構法「貫（ぬき）構法」を用いた壁のない構造を採用し、国内外で普及が進む中大規模木造においてもこうした構造は珍しい。

大阪・夢洲の万博予定地にいよいよ姿を現し始めたこの大屋根の建設現場は3工区に分かれており、3つの企業グループが並行して建設を進めている。

先行して建て方を開始した「パビリオンワールド（PW）北東工区」では、大屋根の実施設計・施工を担当するのは、大林組・大鉄工業・TSUCHIYA共同企業体（JV）だ。

基本設計からの変更点を追記した矩計図も公開されている。

2025年日本国際博覧会協会による資料によれば、大屋根の屋上を散策できる「リングスカイウォーク」からは、会場全体や瀬戸内海を見渡すことができる。

大屋根は万博全体の会場デザインプロデューサーを務める藤本壮介氏がデザインした建築物で、大阪・関西万博の理念を象徴するものである。

構造を木造にすることを決めたのも藤本氏であり、基本設計は藤本氏と東畑建築事務所・梓設計JVが担当している。

大阪・関西万博で注目されているリング型の木造建築物「大屋根」の工事が27日に報道陣向けに公開されました。

この建築物は世界最大級の木造建築物となる予定で、会場コンセプトの象徴として建設されています。

高さは12メートルから20メートルで、1周およそ2キロあります。

工事は3つの企業体に分割されており、2023年の大阪・関西万博の開催に間に合うように進められています。

大規模な建設プロジェクトが進行中で、大屋根の屋上には幅およそ8メートルの歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになる予定です。

建設会社によると、大屋根は全体のおよそ3分の1で組み立てが進み、来年の秋ごろにリングとしてつながる予定だということです。

大林組の内林隆文さんは工期に間に合わせて皆さんに喜んでもらえるよう頑張っていると話していました。

大阪・関西万博のシンボルとして建設されるリング型の木造建築物「大屋根」の工事が報道公開されました。

大屋根は世界最大級の木造建築物で、３つの企業体によって工事が進められています。

工事では日本の伝統的な建築方法である貫工法をベースにし、金属のボルトなどで補強する方法が使用されています。

また、大屋根の屋上には幅広い歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになる予定です。

工事は順調に進んでおり、来年の秋ごろにはリングとしてつながる予定です。

大阪で開催される博覧会のシンボルとして建設中の大屋根＝リングは、世界最大級の木造建築物として注目されています。

しかし、その建設費については賛否両論の意見が寄せられています。

一部からは価値を期待する声が上がる一方で、撤去後の費用や税金の使い道について疑問を呈する声も多く見られます。

2025年の大阪・関西万博で会場のシンボルになる「大屋根（リング）」は、世界最大級の木造建築物になることが発表された。

木造・木質化のパビリオンも多く、“木の万博”になる可能性が高まってきた。

大屋根は見上げる高さの巨大木造に1周が約2kmある。

完成すると世界最大級の木造建築物になる見通しだ。

構造には、木造の貫（ぬき）工法を採用する。

大屋根の下は会場の主動線になるだけでなく、雨風や日差しを遮る滞留空間になる。

屋上に上って散策することも可能だ。

大屋根の上には緑の丘が広がるという。