16歳の少女が人助けをして処刑される‥イスラムの名誉殺人が残忍すぎる‥
風習の違い
世界共通のこともありますが、国によって風習の違いが存在しますよね。
そのため、日本では信じられないような出来事も海外では起こっているのです。
パキスタンでは
引用:http://www.afpbb.com/articles/modepress/2941987?pid=10681039
パキスタンでは、16歳の少女が人助けをしたのに処刑された事実が判明して、ネットで話題になっています。
その衝撃の内容がこちら。
駆け落ちの手助け
16歳の少女は、近所に住む女性と男性の駆け落ちの手助けをしました。
その結果、部族命令によって毒を飲まされた上に首を絞められ、ワゴン車に縛り付けられて生きたまま火をつけられました。
部族会議で決定
駆け落ちが起きたことで、少女に対する処刑が部族会議が開かれて「名誉殺人」の命令が出たために、少女は処刑されてしまったのです。
警察は殺害に関与した容疑で、数十人を逮捕しました。
ちなみに、駆け落ちした2人は安全な場所にいて無事なのだそうです。
この「名誉殺人」とは‥
「名誉殺人」
この「名誉殺人」とは、
女性の婚前・婚外交渉(強姦の被害による処女の喪失も含む)を女性本人のみならず「家族全員の名誉を汚す」ものと見なし、この行為を行った女性の父親や男兄弟が家族の名誉を守るために女性を殺害する風習のこと
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/名誉の殺人
この根底には「男尊女卑」の考え方が存在しています。
毎年5000人の犠牲
この名誉殺人は現在でも25カ国で行われていて、毎年5000人もの犠牲者が出ているそうです。
そしてこのパキスタンでは、2015年に1100人が殺害されました。
この風習は‥
主に農村部
警察の目が行き届かない「農村部」で、その地域の実力者を中心とした組織によって実行されているそうです。
今回の少女の事件が明らかになったのは‥
映画監督が告発
引用:http://kwsklife.com/islamic-honorkiller/
パキスタン人で映画監督のシャルミーン・オベイドチノイさんが、短編のドキュメンタリー映画「ア・ガール・イン・ザ・リバー:ザ・プライス・オブ・フォーギブネス」で告発したからです。
オベイドチノイさんは、名誉殺人について‥
「冷血殺人」
「私に言わせれば名誉殺人は計画的な冷血殺人だ。だが男たちは、女性が許可なく何かをしたとか社会的に女性に許された範囲から逸脱したという理由で殺人を正当化する」
引用:http://kwsklife.com/islamic-honorkiller/
と、語っていました。
パキスタン政府は
このドキュメンタリー映画は、第88回米アカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門賞を受賞しています。
そしてパキスタン政府はこの作品を「国家の誇り」として、首相も「名誉殺人を撲滅させる対応」を約束したそうです。
また、オベイドチノイさんだけでなく‥
マララ・ユスフザイさん
引用:http://kwsklife.com/islamic-honorkiller/
フェミニスト・人権運動家で2014年にノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんも、自著やNGPを通じて名誉殺人の実情を世界に訴えかけています。
ネットの反応
ネットの反応は、
・部族が掟とか海賊以下だな、こいつら
・女性はいつもビクビクしながら生活してるなんてたまらないよね
・イスラム圏は政府や警察より自分たち部族の指導者が絶対だからな どこまで止められるか‥
・名誉殺人が行われる国がパキスタンだけではないってところが怖い‥
などなど。