くる病ってホントに怖い?くる病の基礎知識とは!?
💡 くる病はビタミンD不足が原因で起こる病気です。
💡 くる病は成長期の子供に多く見られます。
💡 くる病は適切な治療を行えば治癒する可能性があります。
それでは、くる病について詳しく見ていきましょう。
くる病の基礎知識
くる病は、昔はよく聞く病気でしたが、現代では医療の発達により、ほとんど見られなくなりました。
公開日:2024/04/23
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さらに読む ⇒FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の情報サイト - くるこつ広場出典/画像元: https://www.kurukotsu.com/rickets-and-osteomalacia/くる病は、現代では、昔ほど多くはありませんが、油断は禁物ですね。
くる病は、ビタミンDの欠乏やリンの不足などにより、骨の石灰化がうまくいかず、弱い骨ができる病気です。主な症状としては、骨の変形、成長障害、関節痛などがあります。また、くる病には、ビタミンD欠乏性くる病、低リン血症性くる病、ビタミンD依存性くる病など、種類があります。診断は、血液検査やX線検査などで行い、治療法としては、食事療法、日光浴、ビタミンD製剤やカルシウム製剤の内服治療などが行われます。
えー、くる病って、なんか懐かしい響きやんなー。昔はよく聞いたけど、最近聞かんくなったわ。
そうそう、昔はみんなくる病って言うたら、なんか怖かったもんなー。でも最近は、そんな聞かんくなったけん、安心したわー。
あら、くる病ね。昔は、うちの子もくる病で、大変だったのよ。今はもう治ったけど、懐かしいわ。
くる病と骨軟化症の鑑別診断
くる病と骨軟化症は、どちらも骨の病気ですが、違いは何か、詳しく見ていきましょう。
公開日:2019/11/07
✅ 厚生労働省は、「FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症」の診断または治療効果判定のために、FGF23(血清中の線維芽細胞増殖因子23)を測定する検査を保険適用しました。
✅ この検査は、CLEIA法によって行われ、診断時または治療効果判定時にFGF23を測定した場合に、所定点数(788点)を算定することが認められます。
✅ 算定可能回数は、診断時が1回、その後は腫瘍性骨軟化症の場合は腫瘍摘出後に1回、薬剤性の場合には被疑薬中止後に1回を限度に算定可能とされています。
さらに読む ⇒ データが拓く新時代医療出典/画像元: https://gemmed.ghc-j.com/?p=29504くる病と骨軟化症の違い、よくわかりました。
くる病と骨軟化症は、どちらも骨の石灰化障害が原因の病気ですが、くる病は成長期に、骨軟化症は成長が完了した骨に起こるという違いがあります。くる病と骨軟化症を鑑別するには、血清リン値を測定し、低リン血症とFGF23値の上昇が認められれば、FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症と診断されます。また、家族歴も鑑別に重要です。
へー、くる病って骨軟化症と違うんや。知らんかったわー。
うん、くる病と骨軟化症の違いは、成長期か成長期が終わった後か、ってことらしいよ。
骨軟化症って言うたら、骨が柔らかくなる病気ね。でも、くる病も骨が柔らかくなる病気なんやろ?
遺伝性のくる病・骨軟化症
くる病・骨軟化症には、遺伝性のものもあるんですね。
✅ FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症は、骨の痛みや筋力低下を引き起こす病気で、重症化すると寝たきりになる場合もあります。
✅ 腫瘍が原因の場合、摘出手術で症状が改善しますが、それ以外の場合でも、適切な治療で症状を和らげることが可能です。
✅ 2019年12月からは、FGF23に対する抗体医薬(ブロスマブ)が使用可能になり、より効果的な治療が可能になりました。
さらに読む ⇒医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト出典/画像元: https://medicalnote.jp/contents/180329-007-QU遺伝性のくる病・骨軟化症は、治療が難しいと聞きますが、最近は新しい治療法も出てきているようです。
くる病・骨軟化症の中には、遺伝性の単一遺伝子疾患があります。単一遺伝子疾患は、X染色体連鎖性遺伝、常染色体顕性遺伝、常染色体潜性遺伝の3つに分類されます。遺伝性のFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症が疑われる場合は、受診することが重要です。
遺伝性のくる病とか、怖いなぁ。
遺伝性の病気って、なんか怖いよね。でも、ちゃんと治療すれば治るみたいやから、安心したわ。
あら、遺伝性のくる病って言うたら、昔は、よく聞いたけど、最近は、あまり聞かんようになったわね。
乳幼児のくる病の増加
最近は、乳幼児のくる病が増加しているようです。
公開日:2016/05/27
✅ くる病はビタミンD不足によって骨が軟らかくなる病気で、低身長や骨の変形などの症状が現れます。特に完全母乳栄養の赤ちゃんはビタミンDが不足しやすく、くる病のリスクが高いです。
✅ くる病の原因はビタミンD不足の他に、日光浴不足や遺伝的な要因も考えられます。近年、食生活の欧米化や紫外線への過剰な警戒などにより、ビタミンD不足が問題となっています。
✅ くる病の治療は、ビタミンD不足であれば食事療法や日光浴などの生活指導、ビタミンDの活性化がうまくいかない場合は活性型ビタミンDの投与を行います。予防には、ビタミンDやカルシウムを多く含む食品を摂取し、適度な日光浴を行うことが重要です。
さらに読む ⇒アスクドクターズ|ネットで医師に相談・Q&A検索出典/画像元: https://www.askdoctors.jp/articles/200541乳幼児のくる病増加は、深刻な問題ですね。
近年、乳幼児のくる病が増加しています。その原因として、完全母乳育児、アレルギーによる特定食品の除去、外遊びの減少と過剰な紫外線対策が挙げられます。母乳にはビタミンDが少なく、アレルギーのある場合はビタミンDを多く含む食品が除去されがちです。また、外遊びの減少と過剰な紫外線対策により、体内でビタミンDが生成されにくくなっています。くる病予防のためには、母乳育児の赤ちゃんには適度な日光浴をさせ、離乳食が始まったらビタミンDが豊富な魚や卵を意識して摂取することが重要です。
えー、乳幼児のくる病が増えてるって、マジ!?なんでやねん。
うん、最近の子供は、外遊びせんくて、室内でスマホばっかり見てるけん、日光不足でくる病になるらしいよ。
乳幼児のくる病が増えてるって言うたら、昔の子供は、外で遊んでたから、くる病にならんかったんやろ?
くる病・骨軟化症の診断マニュアル
くる病・骨軟化症の診断マニュアルが新しくなったんですね。
✅ ビタミンD依存性くる病/骨軟化症は、遺伝性疾患で、天然型ビタミンDに対する抵抗性を示すため、生理量のビタミンDでは作用が不足する病気です。
✅ 症状は、生後数か月以内にくる病所見や低カルシウム血症によるテタニー、けいれんなどが現れます。骨変形、成長障害、筋力低下、骨痛などもみられます。
✅ 治療は、ビタミンD依存症の種類によって異なりますが、活性型ビタミンDの投与が基本です。適切な治療を継続することで症状が改善する場合が多いですが、服薬は中止できない場合がほとんどです。
さらに読む ⇒難病情報センター – Japan Intractable Diseases Information Center出典/画像元: https://www.nanbyou.or.jp/entry/4562診断マニュアルが新しくなって、より正確な診断ができるようになったとのことですが、以前と比べて、どのように変わったのでしょうか?
2015年4月に発表された「くる病・骨軟化症の診断マニュアル」では、従来の低カルシウム血症による鑑別診断ではなく、低リン血症に焦点を当てた診断が行われます。これにより、くる病・骨軟化症の診断の精度が向上しました。
えー、診断マニュアルって、なんか難しそうやなー。
うん、診断マニュアルとか、よくわからんけど、なんかすごいらしいよ。
あら、診断マニュアルって言うたら、お医者さんが使うもんね。昔は、そんなものなかったけど、今は、いろいろあるのよ。
本日は、くる病について解説してまいりました。
💡 くる病はビタミンD不足により起こる病気です。
💡 くる病は成長期の子供に多く見られます。
💡 くる病は適切な治療を行えば治癒する可能性があります。