山本誠刑事と西山美香事件: 冤罪の真相と現在の状況

西山美香の供述が警察の描いた筋書きに沿うと山本誠刑事は優しく接したが、沿わないと厳しく接した。

結果、西山美香は山本誠刑事に恋心を抱くようになった。

西山美香さんは、2003年に滋賀県の湖東記念病院に勤務していた看護師です。

ある晩、入院中の72歳の男性患者が死亡しているのが見つかり、人工呼吸器のチューブが外れていたことから、業務上過失致死の疑いで捜査が開始されました。

西山さんは「人工呼吸器のチューブを抜いた」と供述し、殺人罪で懲役12年が確定し服役しましたが、免罪を求めて再審を請求しています。

鑑定医は男性患者の死因を「酸欠による窒息死」としましたが、弁護団は「植物状態だった男性はカリウム値が異常に低く、致死性不整脈で病死した可能性が高い」と主張しています。

西山美香さんは、同僚をかばうために供述を変えたことで、同僚の看護師の取り調べが厳しくなったことを聞き、自らを責めてしまうことになった。

その後、警察の捜査でアラーム音を聞いた人がいないことや人工呼吸器にアラームを消すボタンがあることが判明したため、今度は「アラームは鳴っていない。

自分が音を消すボタンを押し続けた」と供述を変えた。

このように、逮捕されるまで供述は何度も変わっていた。

そして「病院の待遇に不満を持った美香さんが、病院を困らせてやろうと、入院患者の人工呼吸器のチューブを外した」というストーリーが出来上がってしまった。

美香さんは、「私が刑事を信用してしまったのもあかんし、好意を持ったこともあかん。

それでみんなに辛い思いさしてしまって、ごめん」と述べている。

その後、美香さんは自殺未遂を起こしたり、頭を刑務所の壁に打ち付けたりして自暴自棄になることもあった。

取り調べを受けると言う、逃げ場のない空間と、刑事の暴力的、強圧的な態度から優しい接し方に変化したことが西山さんの恋心を生み、結果として嘘を重ねてしまうことになったと考えられる。

刑事の態度が西山さんのコンプレックスを理解してくれたように感じ、それが好意に繋がったのではと考えられる。

西山さんのADHDや軽度の知的障害も影響したのかもしれない。

西山美香さんは、2006年に患者の死亡事件で逮捕され、懲役12年の判決を受けました。

しかし、2020年に再審裁判で無罪判決が言い渡されました。

裁判長は無罪の理由について、患者の死因は自然死の可能性が高く、西山さんの自白は不当な捜査によって誘発されたものであると述べました。

また、警察や検察の捜査手法を批判し、再発防止を求めました。

この事件は、冤罪の典型例として注目を集めています。

西山美香さんは、看護師のウソの証言で殺人罪に問われてしまい、12年間服役しました。

刑の執行停止で出所した後、西山美香さんは看護師が嫌いでなく、自分の嘘の証言で責任を感じ、警察へ手紙を提出しました。

しかし、その後山本誠刑事は態度を変え、西山美香さんは恋人を失い、看護師も助けられないと思い、嘘の自白をしてしまいました。

西山美香さんの事件での過ちで、警察は重い処分をしていないようですが、山本誠刑事の処分については詳細は不明です。

西山美香さんは、2003年に起きた「湖東記念病院事件」で、殺人犯に仕立て上げられ冤罪で12年間服役した元看護助手です。

西山さんは、軽度の知的障害と発達障害を持っていたため、滋賀県警・山本誠刑事の強圧的な態度と優しさを織り交ぜた卑劣な取り調べの結果、山本刑事に恋心を抱くようになり、自分が殺人を犯したという嘘の自供をし、殺人犯に仕立て上げられました。

西山さんは、2017年に満期で出所した後、家族や弁護団の尽力により再審無罪を勝ち取り、冤罪だった事を証明しました。