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出雲大社に天皇が入れない本当の理由とは?

ライターのYUKOです。出雲大社の祭神と天皇について調べてみました。

古代国家の覇権争いの敗者の末路

古代の国家どうしの覇権争いで敗北した勢力はどうなった?

天に届く御殿に幽閉された。

出雲王朝と大和朝廷の戦いは古代の国家どうしの覇権争いだった。

出雲王朝は敗北し、その勢力である大国主命は天に届く御殿に幽閉され、出雲大社となった。

この戦いは、日本の歴史上重要な出来事であり、古事記にも記載されている。

出雲大社は、日本の木造建築物のなかではケタ違いのサイズを誇っていたことがわかっている。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲神話が語る大国主命が天皇になれなかった理由とは?

伊勢と出雲の秘密

日本人ならぜひ知っておきたい、伊勢と出雲の秘密とは?

ルーツを知る

日本人のルーツの根源となる二大神社「伊勢神宮」と「出雲大社」には、運命が変わるくらいの神社参拝の秘伝がある。

神話を学ばなくなった民族は、例外なく滅びてゆく。

いまの日本人は、大人でも、この国の神話や歴史をほとんど知りません。

詳しくみる ⇒参照元: 日本人のルーツが隠された二大神社「伊勢神宮」と「出雲大社」の...

平和の裏側

平和に解決したと『古事記』に描かれる出雲と大和の対立の真実は?

戦争があった

出雲と大和の対立は、平和的に解決したと『古事記』に描かれているが、実際は戦争があった。

それは、あまりに悲しい戦いだった。

日本人同士で傷つけあい、多くの血と涙が流れた。

負けた出雲族は、この国の平和を願い、涙ながらに自国を譲った。

ヤマト族は、そのふるまいの偉大さに敬意をはらい、土地と引き換えに、天にも届くほどの社を建てた。

それが、現在の「出雲大社」の起源とされている。

詳しくみる ⇒参照元: 日本人のルーツが隠された二大神社「伊勢神宮」と「出雲大社」の...

縁結びの神様がいる出雲大社

毎年、全国の神々はどこの神社に集まるのか?

出雲大社

出雲大社は縁結びのご利益があるとされ、毎年、全国の神々が旧暦十月に集まる。

出雲ではこの月を「神在月(かみありづき)」という。

縁結びなどを決めることを「神謀り(かむはかり)」という。

詳しくみる ⇒参照元: 伊勢神宮と出雲大社 参拝前に知っておきたい5つの事と違い~ご...

出雲大社の御遷宮の由来

出雲大社の御遷宮の由来とは?

国づくりの神が住まう神殿の御造営

出雲大社の御遷宮は、国づくりの神である大国主大神様の住まう神殿の御造営に由来します。

古くから、御社殿の高さは32丈(約96メートル)もあったと伝えられ、その壮大な様は『古事記』や『日本書紀』にも記されています。

また、『出雲国風土記』には、地名起源の由来として、御神殿の御造営が語られています。

詳しくみる ⇒参照元: 御遷宮の歴史

伊勢神宮と出雲大社の遷宮の違い

伊勢神宮と出雲大社では遷宮の形式はどのように異なるのか?

伊勢神宮は建て替える、出雲大社は修理する

伊勢神宮は20年ごとに正宮と別宮を新しく建て替える遷宮を行う。

建てる場所は、東と西に交互に新しくし、前の場所は古殿池と呼ばれ、その後は新御敷地と呼ばれる。

伊勢神宮の建築様式は唯一神明造と呼ばれ、ヒノキの素木を使用した切り妻造りの平入りで、掘立柱に屋根は茅葺である。

出雲大社は、建てる場所を移動する遷宮は行われておらず、屋根などを葺きかえる修理による遷宮が行われる。

その期間は不規則であり、現在の御本殿や摂社・末社は、延享元年(1744)の遷宮の時に造営されたものである。

出雲大社の建築様式は大社造と呼ばれ、幅が奥行きに比べて大きい神明造と比べると、ほぼ正方形になっている。

詳しくみる ⇒参照元: 伊勢神宮と出雲大社 参拝前に知っておきたい5つの事と違い~ご...

大国主命と天皇の血統と民意

大国主命が天皇にならなかったのはなぜか?

血統と民意の違い

大国主命は、出雲神話で重要な神であり、縁結びや医療、農業の神として知られています。

また、天照大神の子孫である天皇家と親類であり、「同格」の存在とされています。

しかし、大国主命は天皇になれませんでした。

その理由は、血統と民意の違いにあると考えられています。

大国主命は、須佐之男の子孫であり、天皇家は天照大神の子孫です。

また、大国主命は出雲地方の神であり、天皇家は東国の神です。

これらの違いが、大国主命が天皇になれなかった理由であると考えられます。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲神話が語る大国主命が天皇になれなかった理由とは?

出雲大社の鳥居に秘められたミステリー

オオクニヌシノミコトはなぜ出雲の国以外の占領地をアマテラスオオミカミに献上したのか?

プレッシャー

国を譲れ!

と迫り来るアマテラスオオミカミのプレッシャーに耐えきれず、出雲の国以外の占領地を献上。

アマテラスオオミカミは、出雲の国中の人間ごと根絶やしにしようとするが、大和の軍勢が出雲を攻め立て、出雲の国を手中に治める。

生き残った出雲の人々の怨念を恐れた大和朝廷は、オオクニヌシノミコトを祀る神殿を建立し、四重にも鳥居を張り巡らして怨念を封印する。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社鳥居の特徴を解説!なぜ四つあるの?歴史ミステリーに迫...

出雲大社の宮司

出雲大社の宮司の職に就くことができる人は誰か?

出雲国造のみ

大国主神は「国譲り」に応じる代わりに、自らは死後の世界である「幽世(かくりよ)」を治め、かつ自らの住まいを建立して欲しい旨を伝えました。

天照大神は、大国主大神の住居を「天日隅宮(あめのひすみのみや)」と命名し、高天原の自分の住居と同じように、柱は高く太い木を用い、板は厚く広くして築くこと、そして自分の第二子の天穂日命(アメノホヒノミコト)を仕えさせ、末長く守らせると約束されました。

こうして大国主大神は目に見えない世界を委ねられ、天照大御神の御命令によって高天原の諸神がお集まりになり、大国主大神のために宇迦山(うがやま)の麓に壮大なる「天日隅宮」が造営されました。

この天日隅宮(あめのひすみのみや)が今の出雲大社の起源となっています。

現在の本殿は、高さ24メートルと神社では異例の高さですが、古代は48メートルだったと伝えらえています。

これは、技術的に不可能とされてきましたが、00年に境内から巨大な柱跡が見つかり、本当に48メートルの高さであった可能性がでてきています。

また、出雲大社の宮司の職には、記紀の言い伝えに基づいて、天穂日命(アメノホヒノミコト)の子孫とされる出雲国造(いずものくにのみやつこ)のみが就いています。

現在は第84代出雲国造 千家尊祐(せんげたかまさ)宮司がその伝統を受け継がれています。

ですから、たとえ天皇であっても、出雲大社の本殿内に入り、祭祀を行うことができないしきたりになっています。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社:大国主大神を祭る!起源は天日隅宮

出雲大社主祭神鎮座位置

出雲大社で主祭神が祀られている場所と方位は?

御客座五神の奥、右側の奥

出雲大社は、神の国、神話の国として知られる出雲の国の中心にある神社です。

主祭神は大国主命(オオクニヌシノミコト)で、御本殿は日本最古の神社建築様式である「大社造」で、高さは24メートルにも及びます。

御本殿内には、主祭神の大国主命(オオクニヌシノミコト)以外に、客神(まろうどがみ/きゃくじん)として、「御客座五神」が祀られています。

「御客座五神」とは、「神社の主祭神に対して、他の地域から来訪し、その土地で信仰されるようになった神」と定義される神々で、記紀神話の「天地開闢(創造)」に出てくる「別天津神」(ことあまつかみ)のことです。

御本殿の正面には、「御客座五神」が鎮座しており、主祭神の大国主大神は、その奥の「御客座五神」の少し前の(正面に向かって)右側の奥に鎮座しています。

御本殿は南向きであるのに対して、大国主大神の御神座は西向きになります。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社:大国主大神を祭る!起源は天日隅宮

出雲大社の4つの鳥居

出雲大社にある四つの鳥居の特徴は?

高さ23m、太さ6mの巨大な第一鳥居

出雲大社には、宇迦橋の大鳥居、勢溜の大鳥居、祓の川の大鳥居、一の鳥居の4つの鳥居があります。

第一鳥居は高さ23m、太さ6mで、畳6畳分をくぐる巨大な鳥居です。

勢溜の大鳥居は、高さ12m、太さ4.2mで、出雲大社の神楽殿の正面に立っています。

祓の川の大鳥居は、高さ9.7m、太さ3.3mで、出雲大社の祓の川にかかっています。

一の鳥居は、高さ6.5m、太さ2.1mで、出雲大社の境内の一番奥にあります。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社鳥居の特徴を解説!なぜ四つあるの?歴史ミステリーに迫...

出雲大社の参拝作法

出雲大社には、お賽銭を入れる作法はありますか?

ありません。

出雲大社には、お賽銭を投げ入れる作法はありません。

お賽銭をはさむのは失礼な行為なので、逆効果です。

銅の鳥居を触ると金運が良くなるという噂もありません。

おみくじは凶吉占いではなく、神様からのお言葉が書かれています。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社でのタブーは?マナーなどの情報まとめ│出雲大社が大好...

日本の象徴的な神社の御本殿の大きさ

日本の象徴的な神社の御本殿の大きさはどのくらいですか?

48メートル

御本殿は1744年に再建され、1952年に国宝に指定されました。

高さが24メートルもあり、屋根の上に約8メートルの千木が交差していて、とても迫力のある建物です。

瑞垣内には入れませんが、周囲をまわって歩くことは可能なので、建物の後ろから見られる姿は必見です。

御本殿は南向きなのに対し、御神体は西を向いて鎮座しているとされています。

御神体の正面に向かってきちんと参拝ができるように、西に位置するところに小さな遥拝場が設置されていますので、そちらで参拝しましょう。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社の見どころは?縁結びのパワースポットの参拝方法などを...

うさぎのお守りの効果を高める方法

出雲大社のうさぎのお守りの効果を高めるためには、どうすればいいですか?

年に一度新しいものに変える

うさぎのお守りは、恋愛に関する縁結びの効果が期待できる。

お守りは常に身に付けておき、一年に一度新しいものに変えるとより効果的。

古いお守りは、出雲大社の「納め所」で感謝を込めてお返ししよう。

遠方の場合は、郵送でも受け付けてくれる。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社のお守りがうさぎなのはなぜ?意味や効果、待ち受けにつ...

御神体の正体

御神体とは神道で神様が宿るとされる物体とは何か?

依り代(よりしろ)

御神体は神道で神様が宿るとされる物体であり、祈りを捧げる対象となります。

有名なものには、伊勢神宮の八咫鏡、熱田神宮の天叢雲剣、あるいは山や木といった森羅万象などがあります。

神の宿る山は神体山と呼ばれ、そういった神の宿った山や岩や森林の総称を神奈備(かんなび)とも呼ばれます。

大相撲はもともと神へ奉納される神事であり、注連縄を巻いた横綱自身が御神体という見方もできます。

御神体とは神様が宿る神聖な存在ではありますが、神様と御神体はイコールではありません。

我々はお祈りをすることにより、媒体(御神体)を通して大きな存在(神様そのもの)と繋がっているのです。

詳しくみる ⇒参照元: 出雲大社の御神体とは