美味しんぼ：raw素材で味わう日本料理の醍醐味

美味しんぼは、東西新聞文化部記者の山岡士郎と栗田ゆう子を主人公とし、究極のメニュー作りを通して様々な人々が抱える悩みを、食を通して解決させるストーリーです。

それまでの料理漫画には見られなかったリアリティあふれる描写が好評を博し、テレビアニメ、テレビドラマ、映画など様々なメディア展開が行われ、グルメ漫画や日本のグルメブームの活性化に寄与しました。

作中では料理に加えて食材や食文化、さらに食品添加物やコメ輸入自由化、捕鯨問題などを扱い雁屋の独自論を主張しています。

唐山陶人はトマトの赤色を出すうわぐすりの研究に没頭していたが、海原雄山が持ってきたトマトを見たとき、本当の完熟トマトではないと思った。

山岡は唐山陶人を「緑健農法」のトマト栽培地へ案内し、本当の完熟トマトを見せる。