天皇誕生日のツイートで炎上！不敬罪に問われる可能性は？

天皇誕生日をSNSでお祝いすることは、いわゆる「不敬行為」に当たらない。

なぜなら、日本において「不敬罪」はすでに廃止された法律だからだ。

天皇をはじめとする皇族や、そのお墓である皇陵などの名誉と尊厳を守るための法律として、明治13年（1880）公布の旧刑法に初めて登場し、明治40年（1907）公布の現行刑法に引き継がれた後、戦後に廃止されている。

現在はSNSやネットニュースのコメント欄などで、時折目にする言葉ではあるが、天皇陛下の写真をかわいくデコレーションしたり、SNSに“おめでとう投稿”したりすることは、いわゆる「不敬行為」に当たらない。

不敬罪は、皇室の名誉を傷つけるためにわざと侮辱を与えたなど、能動的な攻撃意図がある場合に問われる罪でした。

現代においては、皇室に対して親愛の情を抱き、ある種の敬いも感じられるような表現は、不敬罪には該当しません。

かえって現代においては、不敬罪だとして騒ぎ立てることが、皇室の方々がまったく望んでいないイメージを拡散することにつながってしまいます。

15歳の女の子たちは陛下の誕生日を祝っており、彼女たちの年代として、心からのおめでとうの気持ちを伝えています。