サハラ砂漠のど真ん中で車が故障して動けなくなった男性がわずか12日間で作り上げたものに驚愕!!
想像してください
もしあなたがサハラ砂漠のど真ん中で車が故障して動けなくなったとしたら?
誰も通らずに、生きるか死ぬかの大ピンチですよね。
でもある男性は、このピンチをあるアイデアで切り抜けました。今回は、その男性のエピソードを紹介します。
エミル・ルレイさん
電気技師でフランス人のエミル・ルレイさんは、1993年にモロッコ南部にある街のタン・タンを出発して、サハラ砂漠の西側を縦断してモーリタニアを目指していました。
このルートは以前も旅したことがあるので、それなりに準備もしていました。ただこの時に彼が載っていた車は、とても砂漠を走行する向きの車ではありませんでした。
そして‥
まず国境近くで足止め
彼が旅を始めて、まず国境近くで足止めされます。
当時のモロッコは内戦中で軍事緊張が高まっていたため、検問をしていた警察からタン・タンに引き返すこと、そしてタン・タンまで軍事関係者を同乗させることを言い渡されます。
ですが‥
嘘をついて迂回
彼は自分の車は同乗者に対して何かあった時、保険でカバーできないという嘘をついて要求を拒否しました。
そして本来のルートよりも大きく迂回して、別のルートで旅を続けたのです。その結果‥
最悪の結果に‥
迂回して選んだ道は未塗装で砂に埋もれた道を無理やり進んでいくと、彼の車は鈍い音と共に大きないわに乗り上げてしまい、彼の車は走行不能になってしまいました。
彼は自分の置かれたこの状況に慌てることなく、冷静に分析してみました。
期限は10日弱
幸い彼は10日分の水と食料を持っていました。ただ砂漠の中を歩いて最寄りの村まで向かっても数十キロあるし、車も通れない過酷な道です。歩いて移動するなんて、とてもできないような状況でした。
そこで彼は思いついたのです。それは壊れた車を改造して、あるものを作ることでした。それは‥
バイクを自作
彼は壊れた車のパーツを使って、バイクの作成を始めました。
当初は3日で完成させるはずが、基本的な工具しかなかったために12日もかかってしまいました。その時は既に食料は尽きて、水も残り500mほどだったそうです。
最寄りの村へ
そして彼は完成したバイクで、最寄りの村へ。急いで村に向かっていると、警察に止められました。
その警察官たちに事情を話して水や食料はわけてもらったものの、「違反車両に乗っている」ことで罰金を払うことに。
でも自分の命には変えられませんよね。
その後‥
20年以上経っても
この苦境を見事乗り越えたエミルさんは、この出来事から20年以上たった今でも自分の命を助けてくれたこのバイクを大切に保管しています。
そして今となっては、いい思い出だったと語っていました。また‥
「作ればいいんだよ」
彼は冗談交じりに、
「砂漠の真ん中で車が故障しても、バイクを作ればいいんだよ」
と語っていました。彼が電気技師だったから、その技が命を助けてくれたのですね。
ネットの反応は‥
ネットの反応
「バイクを作ろうを考えた発想がすごい」
「電気技師じゃなかったら死んでたかもね」
「そのうち警察が通ったかもね」
「九死に一生だな」
「芸は身を助けるというがまさに」
というようなコメントが寄せられていました。
柔軟な発想も大切!
いかがでしたか?窮地に立たされた時こそ、柔軟な発想が必要なのかもしれませんね。
自分のピンチなんて想像したくないですが、もしそうなった時はこの話を思い出してアイデアを振り絞って!
<参照元サイト・サムネイル引用元>
引用:https://www.facebook.com/TopAlpine/photos/a.1661539760767892.1073741828.1661537120768156/1685439488377919/?type=3&theater