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躁病の特徴と顔つきの変化|躁うつ病の症状を公認心理師が解説

こんにちは、ライターのMariaです。躁病の特徴と顔つきの変化について、公認心理師の解説をご紹介します。

躁病の特徴

躁病の主な症状は何か?

活動性亢進、多弁、思考の加速

躁病は双極性障害の一部で、うつ状態と躁状態を交互に繰り返す特徴があります。

躁病の症状には、眠らなくても活発に活動する、次々にアイデアが浮かぶ、自分が偉大な人間だと感じられる、多額の散財などがあります。

躁病だけの症状はあまりなく、最初は数年でうつ状態と躁状態が入れ替わり、治療をしないと、数か月で入れ替わることもあります。

また、うつ状態と躁状態が同時に起こる混合状態もあります。

躁病はうつ病よりも有病率が低く、発病は25、26歳頃までが多いとされています。

躁病の主な原因は遺伝的要因で、双極Ⅰ型障害では約70%前後が遺伝によって決まると言われています。

詳しくみる ⇒参照元: 躁病の特徴,症状について公認心理師が解説,ダイコミュ心の病気...

躁病の治療法

躁病の治療で「最も推奨される治療」とされているのは何か?

リチウム

躁病は脳内物質の乱れが原因の病気で、薬物療法が基本的な治療法。

気分安定薬のリチウムは、躁病エピソードと抑うつエピソードの予防に効果があるとされ、副作用は口渇など。

抗てんかん薬のカルバマゼピンとバルプロ酸も躁病に使用され、副作用は眠気など。

心理教育では、病気の理解や再発兆候の把握を学び、認知行動療法では認知のゆがみや行動を修正する。

社会リズム療法は規則正しい生活を保ち、入院治療は重症時に行われ、制度利用では福祉制度や就労支援がある。

詳しくみる ⇒参照元: 躁病の特徴,症状について公認心理師が解説,ダイコミュ心の病気...

双極性障害の診断と症状

躁病相と鬱病相が混在する状態をなんと呼ぶか

混合状態

双極性障害の診断はICD-10やDSM-Vに従って行われ、症状の現れ方によってI型とII型に分類されます。

I型は激しい躁病相を伴い、II型は軽い躁病相を特徴とします。

躁病相は一般的に3~6か月、うつ病相はやや長く6~12か月続きます。

また、躁病相とうつ病相の症状が同時に現れる混合状態と呼ばれる状態もあります。

適切な治療を受けなければ、病相の持続期間は長くなり、間隔は短くなります。

詳しくみる ⇒参照元: 躁うつ病|病気解説|医療法人 池澤クリニック|心療内科・精神...

躁病と制度の活用

症状が長引いた場合に、働き続けるために利用できる制度は?

障害者就労支援

躁病の症状が長引いた場合、一般企業に就職すると負担が大きすぎたり、理解が得られずに悪化してしまう可能性があります。

そんなときは、症状に理解のある支援員のもとで働くことができる「障害者就労支援」制度を利用しましょう。

この制度を利用することで、仕事を続けながら症状をコントロールすることができます。

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