【衝撃】美しい光景だが、空に放たれた150万個の風船が招いた凄惨な結果
飛ばされる風船
たまに結婚式や記念の日など、イベントの時に風船を飛ばす光景を目にしますよね。
飛ばした後の風船ですが、その後はどうなるか想像したことがありますか?
今回は、その風船にまつわるエピソードを紹介します。
バルーンフェスティバル
引用:https://www.youtube.com/watch?v=ZamdrmppnO0
今から30年ほど前の出来事ですが、1986年にアメリカ最大のチャリティ団体であるユナイテッドウェイが、クリーブランドで寄付集めのために、大々的にイベントを開催しました。
そのイベントは、150万個の風船を空に飛ばして世界記録を更新するという計画で注目を集めていました。
そして‥
1986年9月27日
引用:https://www.youtube.com/watch?v=ZamdrmppnO0
クリーブランドの市街の広場には約2500人のボランティアが集まって、午後1時半にヘリウムガスを注入した150万個の風船が空に放たれました。
数字だけ聞いてもあまりピンときませんが、このように集められた風船を見るとその数のすごさに驚愕しますよね。
見惚れる光景
引用:https://www.youtube.com/watch?v=ZamdrmppnO0
放たれた風船たちが風に乗って飛んでいく姿は圧巻で、そこには神秘的な空間が広がっていました。
誰もが釘付けになるような光景で、今ならインスタ映えを狙って写真を撮影する人も多そうですよね。
でもこのイベントを計画した人たちは、風船をどうやって回収するのかを全く考えていませんでした。
そして、この150万個の風船は凄惨な結果を招いたのです。
ゴミの猛吹雪
引用:https://www.youtube.com/watch?v=ZamdrmppnO0
風船を飛ばした時は何の問題もありませんでしたが、しぼんだ風船はまるでプラスチックゴミの猛吹雪のように地面に降り注ぎました。
市民としては、たまりませんよね。しかもこの風船たちは‥
空港も閉鎖
クリーブランドにあるバーク・レイクフロント空港には、滑走路にこの風船たちが落下して一時的に空港が閉鎖される事態になりました。
さらに、この風船の影響で死亡者まで出てしまったのです。それは‥
エリー湖の釣り客
引用:https://www.pinterest.jp/pin/301459768793361868/
風船はクリーブランドにあるエリー湖にも降り注いで、湖は画像のように風船だらけになりました。
そしてしばらくすると、風船の嵐に巻き込まれて行方不明になった2名の釣り人の捜索願いが届きました。
捜索の結果‥
遺体で発見
急いで現場に駆けつけた救助隊でしたが、湖で彼らの姿を発見することはできませんでした。
その後、2人の釣り人は湖の岸辺で遺体となって発見されたのです。
世界記録を狙って飛ばした風船が、まさか人の命を奪うなんて誰も想像していなかったでしょう。
このような事件を引き起こしてしまった責任は‥
イベント主催者
本来は寄付を集めるという慈善事業のはずがこのような事件を引き起こしてしまい、その責任は主催者であるユナイテッドウェイのクリーブランド支部が負うことになりました。
皮肉なことにこの飛ばした風船の数は‥
世界記録更新
世界記録は更新されたものの、あまりにもいい加減な計画で悲惨な結果を招いたイベントとして人々の記憶に刻まれています。
目の前のことだけでなく、先の展開まで予想して行動しないととんでもない事態を引き起こす場合もあるのですね。
ネットの反応
「慈善活動なのに死亡者出すわ空港と飛行機に乗るはずの人達に迷惑かけるとか馬鹿」
「そのまま宇宙の彼方にでも飛んでって消えるとでも思ったのかね」
「こりゃ慈善活動ではなく、偽善活動だな」
「こんな小学生でもわかるような事をなんで立派な大人が分かんないのかな」
というようなコメントが寄せられていました。
最近のイベント
今回はクリーブランドで起きたエピソードを紹介しましたが、まさか死者まで出ていたとは驚愕ですよね。
最近では水で溶ける風船が開発されて、イベントなどではこの風船が利用されているそうです。
<参照元サイト>
引用:https://www.youtube.com/watch?v=ZamdrmppnO0