遺書公開のドラマ化決定！！！？その全貌とは？

御門凛奈は姫山と同じくテニス部のチームメイトで、普段は姫山とダブルスを組んでいました。

彼女は部活外でも姫山の1番の親友でいつも一緒に過ごしていましたが、密かに姫山に対して黒い気持ちを抱えていたようです。

姫山からの遺書に「主人公が自分をだましていた親友に別れを告げる」という漫画の引用文が書かれていたことで、一気に親友としての壁が崩壊します。

陽東太郎先生の描く学園ミステリーヒューマンドラマ「遺書、公開」の第6巻で、生徒4人が遺書を公開する。

その中の一人、千蔭の遺書は「D組を愛している」という内容だった。

この遺書公開により、姫山椿の死の真相が徐々に明らかになっていく。

あるクラスで生徒が自殺し、遺書を公開することになった。

最初の遺書公開では、谷地が姫山の母親によるＤＶが原因ではないかと推察するが、御門が谷地の説を覆す。

続いて、横山が姫山の成績が突き抜けていないことを苦にして自殺したのではないかと説を立てるが、甲斐原が姫山の成績は常に上位で安定しており学業についても相談をされたことがないと言い、振出しに戻る。

ここで千蔭が異議を唱え、姫山が自殺した原因はクラス全体にあるのではないかと言う。

授業の移動先が廿日市という教室に決まる。

池永が廿日市に移動を伝えると、廿日市は少し遅れると伝えて欲しいと意味深な言葉を告げる。

池永は名取と移動教室へ行き、名取は池永が文化祭の表彰式の後、嬉しいと思わないみたない発言をした理由を問う。

一方で廿日市は、実はコーヒーの飲みすぎでお腹を下していただけだった。

それを恥ずかしく思って、意味深な言葉で濁していたのだ。

池永と名取が教室にやってきて、廿日市は二人の間に何かがあったことを感じ取る。

そして放課後、22通目の遺書公開が開始される。

読み上げていくのは増倉といった男子生徒で、彼は部活優先していたことが明かされる。

増倉の遺書は文化祭に関係ないものであったが、姫山を御立てては宿題を写させてもらっていたという内容で、森本は姫山に対して厳しかったように見えたのは、別の生徒に頼まれてセリフ間違いがないかチェックしていただけだったと明かす。

姫山椿の死と、文化祭の劇に関連性がある可能性があると千蔭は睨んでいる。

文化祭の様子を思い出してみると、姫山椿は劇の主役を当たり前のように演じさせられていた。

また、姫山椿の遺書には、文化祭の劇の脚本についてのことが書かれていた。

脚本は南條絢音が作成しており、稚拙で主役に重心が偏っていた。

千蔭は、クラスメイト全員が脚本を読んだ時にそういった感想を抱いたはずだが、意見が出なかったのは「やるのは姫山さんだから」という気持ちが全員の心にあったからだと指摘する。

南條は、脚本について意見が出なかったのは自分のせいだと反省する。

熊田碧の遺書内容も文化祭に絡んだことであり、彼女は姫山主演の劇を推進していた一人だった。

陽茉莉の遺書の内容が公開されていく中、栗原瑞樹は御門を責め始めます。

御門は反論し、クラスメイトは納得しますが、千蔭が異議を唱えます。

御門は姫山を嫌いだったことを告白し、笹井夏月に遺書公開を指名します。

姫山と千蔭の友情は、千蔭の母親からの過干渉が原因で始まった。

千蔭は母親の過干渉に苦しめられており、そのことがきっかけで姫山と交流することになった。

千蔭は姫山との交流を通じて、母親からの過干渉から逃れ、自由になることができた。

しかし、姫山の自殺により、千蔭は再び母親の過干渉に苦しめられることになる。

姫山の死の原因として、クラス全体の風潮が挙げられる。

姫山は序列1位として特別扱いされており、それが何をしても許されるという思い込みを生み出し、クラスメイトは姫山に対して辛い扱いをしていた。

姫山はそうした状況に耐えられず自殺した可能性がある。

しかし、なぜ姫山が辛い状況を訴えなかったのかという疑問が残る。

御門凜奈は姫山椿の親友であり、次なる遺書公開者に定められた。

彼女の公開した遺書には、「なんでもない内容」が綴られていた。

この遺書の内容は、クラスメイトを驚かせ、そのあっさりした文面に戸惑いを隠せなかった。

また、御門の遺書は15通目となる。