右翼の街宣車から流れる歌に込められたメッセージとは?
ライターのYUKOです。
街宣右翼の起源
街宣右翼の起源は何?
板垣退助の自由民権運動
街宣右翼とは、街宣車や拡声器を使って政治的主張を宣伝する日本の右翼の総称で、暴力団傘下の団体も存在する。
街宣右翼の起源は明治6年の板垣退助の自由民権運動で、皇室を敬戴し、愛国を標榜し、時の政権を批判し、社会主義の台頭に警鐘を鳴らすというスタイルが確立された。
明治時代は街宣車や拡声器がなかったため、各地を回って演説会を行い、政府の監視下で政権批判の街宣活動がなされ、しばしば逮捕者が出た。
街宣車で街宣活動を始めたのは、戦前には国会議員も務めた大日本愛国党総裁の赤尾敏とされる。
詳しくみる ⇒参照元: 街宣右翼ネット右翼のデモ
ネット右翼のデモが話題になった出来事は?
お台場でのフジテレビ抗議デモ
日本の右翼団体は、保守主義、国家主義、復古主義を掲げ街宣車による活動を行う。
左翼団体は選挙カー以外では街宣車を使用しないが、デモ行進やストライキを行う。
2011年にお台場で行われたフジテレビ抗議デモや2013年の新大久保での反韓・嫌韓デモでは、右翼団体がデモを行った。
これらの団体は伝統的な右翼ではなく、インターネットを介して発言するネット右翼と呼ばれ、民族至上主義や排外主義、差別主義的な言動を繰り返すため、伝統的な右翼団体から批判されることもある。
詳しくみる ⇒参照元: 街宣車はうるさい怖いだけではない?その目的と許可や時間と使用...右翼団体・結社の市井乖離
右翼団体と右翼結社はどのような理由で次第に市井の共感から乖離してゆくようになったのか?
同和差別や民族差別への批判が原因
戦前の体制を重視する皇道派は、皇室批判から皇室廃止を主張する同和団体と激しく対立し、親米保守を標榜する正義派などは反北朝鮮・反中共・反ソを主張するなかで在日民族団体と対立し、これらは同和差別や民族差別との批判に対して次第に市井の共感から乖離してゆくようになった。
一方で北方領土糾弾や沖縄返還糾弾など広く支持を集める活動もあった。
詳しくみる ⇒参照元: 街宣右翼