【スカッとする話】深夜1時頃、牛丼屋にボロボロの親子が入店。父『小盛りの牛丼下さい』俺「はい(子供の分だけじゃん、お金ないのか?)」→すると‥

牛丼屋でバイト
山本さん(仮名)は、資格を取りたくて長年勤めていた会社を退職して、牛丼屋でバイトをしながら資格の勉強をしていました。
バイトのシフトは基本的に22時から朝6時までで、ちょうど2年前の夏にある父子が来店。父親は30歳くらいで、子供は2歳くらいでした。
小盛りの牛丼1つ
娘「ナホちゃん(仮名)、これ食べたいなー」
父「(財布の中身を見ながら)いいよ!これ頼もうか」
注文のベルが鳴り、山本さんが注文を取りに行くと「小盛りの牛丼1つ」だけでした。
よく見ると、父親は着古したスラックスにヨレヨレのTシャツ、ナホちゃんはもう初夏なのにスエットのようなズボンに毛玉がついている長袖を着ていました。
山本さんは父子の様子が気になっていましたが、とりあえず注文された牛丼を持って行きました。
注文された小盛りの牛丼はナホちゃんが食べ、父親は一切手をつけませんでした。その後‥
眠り始めた娘
お腹いっぱいになって眠くなったので、うとうとし始めたナホちゃん。
父子を不憫に思った山本さんは車からブランケットを持ってきて、父子に差し出しました。
すると父親は何度も謝りながら、少し眠ったらすぐに出て行くと告げました。でも深夜帯は暇なので、起きるまで寝かせてあげることにした山本さん。
父子が退店
結局ナホちゃんは6時過ぎまで眠っていて、ナホちゃんが目覚めると父親は何度もお礼を言って頭を下げながら店を出て行きました。
そして山本さんも退勤時間だったので交代に引き継ぎをして、車で国道を走っていると‥
フラフラの父親
さっきまで店にいたあの父子が手を繋いで歩いていて、ちょうど山本さんが追い越すときに父親はナホちゃんを抱っこしようとしていました。
でも父親は多分数日間、何も食べていないのでしょう。体には力が入らずに、抱っこしたナホちゃんを今にも落としてしまいそうな状況でした。
「マック、食べましょ」
山本さんは車を止めて父子の元に駆け寄り、マックに朝食を食べに行くので一緒に行かないかと誘いました。
父親は恐縮して、「この子の母親のところに行くので」とはいうものの、居場所は分かっていない様子。
それに持ち合わせもないというので、山本さんはご馳走するからと無理やり車に乗せてマックに連れて行きました。
4人分の注文
マックについて4人分の注文をした山本さんは、自分の分以外はその父子に食べるように勧めました。
ずっと恐縮しっぱなしの父親でしたが、山本さんの「そんなんじゃナホちゃんを抱っこできませんよ」との言葉で食べ始めました。
食べながら、父親はこんなご厚意を受けたのは初めてだと泣きました。なぜこのような状況になったのか、理由を尋ねると‥
母親が蒸発
ナホちゃんには妹がいて、妻と家族4人で生活していたそうです。ナホちゃんは父親そっくりで、妹は母親そっくり。そのためか、母親は妹を溺愛していました。
そして、妹を連れて管理していた家のお金を全て持って3ヶ月前に蒸発してしまったのだとか。
手元に残されたのは、わずか数万円でした。当時は父親も仕事をしていましたが経営悪化で、退職せざるをえないような状況で仕事を辞め、その僅かな退職金も母親に持って行かれてしまったのです。
アパートの家賃も払えず、家も追い出されてしまったとのこと。
この話を聞いた山本さんは、とりあえず2人を自分の家に連れて帰りました。
一緒に住みましょう
ずっと恐縮しっぱなしの父親に娘を風呂に入らせた山本さんは、ある決断をしました。
それは父子を自分の家に住まわせて、その間に父親に職探しと住居探しをさせることでした。
この父親の両親はすでに他界していて、親戚も絶縁しているので他に頼れる人がいない、蒸発した母親の方も頼れない状況だったからです。
今後の話
その夜に山本さんの彼女が駆けつけてくれて、4人で今後についての話をしました。
明日はまず父子の洋服などを買って、父親は職探しをして自立できるような収入を得たら、部屋を探すこと。
猶予は4ヶ月としました。もちろんこの時の父子の洋服代も山本さんが支払っていました。
その後‥
新しい仕事と引越し
父親は約半月で前と同じような内容の仕事を探してきて、2ヶ月半後にはナホちゃんと引越して行きました。
その引越し先は、山本さんが住んでいるアパートの下の階。そして洋服代などもしっかり返してくれました。
それから山本さんは彼女と結婚して、子供が生まれ、その時はこの父子もお祝いをしてくれました。
ナホちゃんとの父親とは、今でもいい飲み友達として付き合っています。
動画でチェック
今回の内容はこちらの動画で詳しく紹介されていますので、ぜひチェックしてくださいね。
全くの赤の他人のために、ここまで行動した山本さんの姿勢を見習いたいですよね。
<参照元サイト>
引用:https://www.youtube.com/watch?v=L10QGiFl67o