『風の谷のナウシカ』の王蟲は、何者?その正体は?
💡 腐海の主であり、人間との共生を目指すナウシカと対立する存在です。その巨大な体躯と、無数の目や触手で構成された独特な姿が特徴的です。
💡 その正体は、旧人類が世界を浄化するために作った人工生命体であることが示唆されています。王蟲は、腐海を発生させ、汚染された環境を浄化する役割を担っています。
💡 また、王蟲は人間の感情を読み取ったり、触手で癒したりする能力も有しています。テレパシーのような能力で、ナウシカなど一部の人間とコミュニケーションを取ることができます。
それでは早速、本題の「風の谷のナウシカ」における王蟲について解説していきます。
王蟲は、物語の重要な存在であり、その謎めいた正体や生態については多くの考察がなされています。
王蟲の正体
「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲は、腐海を守るために作られた人工生命体で、人間とも対話できる非常に興味深い存在です。
物語では、ナウシカと王蟲との関係性が重要なテーマの一つとなっています。
公開日:2023/07/03

✅ 王蟲は、旧人類が「火の7日間」後に世界を浄化するために作った人工生命体で、テレパシーで人間と会話できる癒しの能力も持つ。
✅ 腐海は、旧人類が汚染された世界を浄化する目的で作られたバイオ・メディエーション装置であり、瘴気は浄化の副産物である。また、腐海には人間を攻撃する蟲が生息しており、これらは腐海を害する人間の排除を行う。
✅ ナウシカは、争いのない新人類を創造しようとする旧人類の計画に従うことを拒否し、腐海と共存することを選択した。ナウシカはこの選択により、本来は腐海を管理していた旧人類のAI「墓所の主」と敵対することになった。
さらに読む ⇒光回線、格安SIMサービスの「DTI」出典/画像元: https://dream.jp/entmeet/article/617b7bb26519b1080bf0a702/また、アニメーション映画『風の谷のナウシカ』では、王蟲の造形が非常にリアルに表現されており、その迫力ある姿に圧倒されます。
その巨大な体躯や、とげとげした甲羅、無数の触手など、細部までリアルに再現されています。
「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲は、旧人類が「火の7日間」後に作った人工生命体であると推測できます。
腐海を守るために作られ、汚染された世界を浄化する役目を担っています。
旧世界の人間が作った「役目を持った人工生命体」であり、腐海やそこに住む蟲たちとともに、腐海を補助し、人間が空気や水、土に撒き散らした毒を結晶化・浄化しています。
また、テレパシーで人間と会話でき、癒しの能力も持っています。
その存在は高貴で、人間と比較すると、自然や世界といった「広い世界」からの視点を持っています。
王蟲って、腐海を守るために作られた人工生命体なんやな。人間と対話もできるんやて?すげぇな。
王蟲の能力
展示されている王蟲の造形物も、とげとげした甲羅や無数の触手など、細部までリアルに再現されていて、まるで本物の王蟲が目の前にいるかのような迫力があります。
その圧倒的な大きさと、独特な生態を間近で感じることができます。

✅ 福岡市博物館で開催中のジブリの大博覧会に、「風の谷のナウシカ」に登場する猛毒の生態系「腐海」をイメージしたコーナーが新設され、今回初めて公開された。薄暗い部屋に一歩踏み込むと、巨大なダンゴムシのような「王蟲」など腐海の奇怪な生物たちが迫ってきて、あたかもナウシカの世界に迷い込んだかのような気分を味わうことができる。
✅ コーナーの中央には、全長約8.5メートル、高さ約3.8メートルの王蟲の造形物が展示されている。とげのある硬い殻で覆われた体にドーム状の14の目が光り、高い知能を持つ。目が青から赤に変わると怒りのサインであり、物語の鍵を握る存在とされている。造形家は、木や鉄で骨格を組み、繊維強化プラスチック(FRP)のボディを作るのに8カ月を要した。とがった脚や無数の突起など、細部までリアルに再現されている。
✅ ジブリの代表取締役プロデューサーである鈴木敏夫氏は、開会式の挨拶の中で、ナウシカの舞台のモデルは実は鹿児島県の屋久島であると明かした。宮崎監督は屋久島を歩き回り、そこで王蟲のアイデアを得たという。展示されている昆虫の大きな写真パネルからは、蟲たちとの相似性が見て取れ、徹底した自然観察がリアリティを生み出している。東京大学名誉教授で解剖学者の養老孟司氏は、その魅力を「嘘だけれど『ニセモノ』ではない」と評している。
さらに読む ⇒福岡、九州、山口の展覧会スケジュール&アート情報| アルトネ出典/画像元: https://artne.jp/column/662王蟲の生態についても、アニメーション映画『風の谷のナウシカ』では、その巨大な体躯で大地を這い回り、怒ると赤い目になり大海嘯を引き起こすなど、その圧倒的な強さと生態が描かれています。
その生態系における重要な役割と、人間との関わりが描かれています。
王蟲は巨大なダンゴムシのような姿で、巨体と14個の大きな瞳が特徴です。
触手で相手の心を読み取ったり、死者を蘇生したりする超常的な力を持っています。
また、群れで行動し、怒ると赤い目になり、大海嘯と呼ばれる現象を引き起こすほど攻撃的になります。
その巨体から繰り出される体当たりだけでも十分な攻撃力を誇り、口から出す触手にも治療をするような不思議な力を宿しています。
わしも、王蟲の生態については詳しく知らんかったわい。勉強になったのう。
王蟲のモデル
「DUNE/デューン 砂の惑星」のサンドワームは、その圧倒的な大きさと独特の動きが特徴的ですが、王蟲のデザインにも影響を与えていると言われています。
サンドワームの巨大さと、砂漠を這い回る生態が、王蟲のデザインに反映されていると考えられます。
公開日:2021/10/31

✅ 「DUNE/デューン 砂の惑星」のサンドワームの撮影では、従来のグリーンバックではなく、茶色の背景を使用した「サンドスクリーン」が用いられた。この「サンドスクリーン」のおかげで、砂漠での俳優の動きを自然に撮影することができ、VFXによるサンドワームの合成がシームレスに行えるようになった。これにより、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは、可能な限り自然に見える映像を撮影することができた。
✅ サンドワームのデザインは、クジラや「DUNE」のファンアートなどからインスピレーションを受け、クジラの動きを取り入れた先史時代を思わせるものとなった。デザインには数カ月が費やされ、プロダクションデザイナーのパトリス・ヴェルメットとヴィルヌーヴ監督が協力して、サンドワームの大きさ、質感、何トンもの砂を押しのけて移動するために必要な力などの詳細を詰めていった。その結果、うろこで覆われた体長何百フィートにも及ぶ巨大な生物が誕生した。
✅ サンドワームのサウンドデザインでは、「フェイク・ドキュメンタリー・リアリズム」のコンセプトが用いられ、自然界の音を加工して独特で印象的なサウンドが作成された。たとえば、サンドワームが地中を移動する音は、水の動きをベースにしたシミュレーションで作成され、サンドワームが口を開ける音は、人間や動物の音を加工したものが重ね合わされた。また、サンドワームがスパイスを収穫する機械を丸ごと飲み込むときの音には、マイクを口にくわえたサウンドデザイナーのマーク・マンジーニが大量の空気を吸い込む音が使用された。その結果、アラキスそのもののような、まばらで印象に残るサウンドが生まれた。
さらに読む ⇒WIRED.jp出典/画像元: https://wired.jp/2021/10/31/dune-sandworm-vfx/王蟲のモデルとなった生物には、ダンゴムシやクマムシなどの虫のほか、「モスラ」の幼虫も候補に挙がっています。
ダンゴムシの丸まった姿や、クマムシの耐久性などが、王蟲のデザインに取り入れられている可能性があります。
王蟲のモデルは公式には発表されていませんが、「モスラ」の幼虫や「DUNE/砂の惑星」のサンドワームが候補として挙げられています。
また、ダンゴムシ、クマムシ、イセリヤカイガラムシなどの虫もモデルではないかとされています。
特に有力なのは「モスラ」の幼虫で、その不思議な動きや巨大な体躯が王蟲のデザインに影響を与えたと考えられています。
へぇ~、王蟲のモデルって「モスラ」の幼虫なんや。よう似とるわ。
王蟲の鳴き声
「風の谷のナウシカ」の王蟲の鳴き声は、なんとあの有名なギタリストの布袋寅泰さんが担当されているそうです。
ギタリストの布袋寅泰さんが、王蟲の鳴き声をギターで表現されていたとは驚きですね。

✅ 「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲の鳴き声は、ギタリストの布袋寅泰がギターで担当している。映画音楽を担当した久石譲からの「ギターで泣いてくれ」という依頼を受けて、布袋氏が王蟲の鳴き声を表現した。
✅ スタジオジブリ作品では、声優ではない著名人が声を担当することがある。「君たちはどう生きるか」では、俳優であり歌手の菅田将暉が主人公の前に現れる不気味な青サギ「サギ男」の声を担当した。菅田氏の演技力に対しては、SNS上で称賛の声があがっている。
✅ ジブリ作品の楽しみの一つには、視聴者を驚かせ、わくわくさせるような意外な著名人の起用がある。例えば、布袋寅泰の王蟲の鳴き声や、菅田将暉のサギ男の声などである。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/ce00203d43a1ee0cd46e28b22013794bc1dbcdc6布袋寅泰さんのギターテクニックと、王蟲の鳴き声が融合した、独特で印象的なサウンドが生まれています。
王蟲の鳴き声は、ギタリストの布袋寅泰が担当しています。
映画音楽を担当した久石譲からの依頼を受けて制作されました。
布袋氏は「泣いてくれ」というオーダーを受け、ギターで王蟲の鳴き声を表現しました。
挿入歌「王蟲との交流」は、久石譲の実の娘が歌っています。
王蟲の鳴き声は独特で神秘的な音色で、映画の中で印象的なシーンを演出しています。
すげぇな、布袋寅泰さん。王蟲の鳴き声をギターで表現するとか、さすがやな。
「風の谷のナウシカ」の王蟲は、その謎めいた存在感と独特な生態で、物語に深みと魅力を与えています。
王蟲をめぐる謎や、ナウシカとの関わりは、物語の重要な要素となっています。
💡 王蟲は、旧人類の遺した人工生命体である可能性があり、人間の過去と現在の関わりを暗示しています。王蟲の存在が、人間の歴史や文明の在り方について考えさせられます。
💡 また、王蟲は自然と人間との共存の象徴でもあり、ナウシカの世界における重要なテーマを体現しています。王蟲の生態系における役割や、人間との関係性は、自然と人間との共生について考えさせられます。
💡 今後も「風の谷のナウシカ」における王蟲の謎と魅力は、多くの人々を惹きつけてやまないでしょう。王蟲をめぐる考察や解釈は、これからも続いていくことでしょう。