審査員はこの絵画に金賞を与えた。しかしその作者を知った時、背筋がゾッとした。

 

 

 

芸術的才能

感性が鋭くて独特な芸術的才能を持っている方は、音楽やアートなどの世界で活躍していますよね。

今回はそんなアートの世界から、ある絵画について紹介します。

 



 

ルーメン賞

イギリスのロンドンでは、毎年ルーメン賞と呼ばれるアートのコンテストが開催されています。

今年で7回目なのですが、今回金賞を受賞した作品が話題になっています。その作品は、次のページへ!!

 





  

 

 

 

金賞の作品

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Please say hello to the 2018 Lumen Prize Gold Award winner, The Butcher’s Son, by the remarkable @quasimondo aka #marioklingemann. This unsettling portrait was created with artificial intelligence tools known as GANs (generative adversarial neural networks), making this the first major art award to go to a work created by a machine. . . . A randomly generated stick figure was used as an input for the artist’s first GAN, which produced a painterly-looking low-res proto-image, he explains. The low-res image was enhanced by another GAN increasing the resolution and adding details and textures. . . . Klingemann then controlled this process indirectly by training the model on selected data sets and eventually making a curatorial choice – choosing the one that spoke to him most. . . . We’ll be featuring the rest of the 2018 winners in the days ahead. Stay tuned! #2018lumenprize #artificialintelligence #aiart #digitalart #lumenprize #artoninstagram #portrait #aiportrait #congratulations !!!

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これが今年ルーメン賞で金賞を受賞した作品「ザ・ブッチャーズ・サン」で、不思議な世界観に釘付けになってしまいます。

この作品で賞を受け取ったのは、ドイツのアーティストであるマリオ・クリンゲマンさん。

審査員たちの評価は?

 



 

印象的!

ルーメン賞の審査員たちは人間の内面を見事に描いているような作品に対して、「とても印象的な色使いと筆使いだ」と称賛していました。

でもこの作品は、正確にいうとクリンゲマンさんが描いたものではないのです。

この作品を描いたのは、何と!!!

 



  

 

 

 

AI(人工知能)

クリンゲマンさん曰く、この絵画はAIによって描かれたものだったのです!

初期段階ではインプットした情報を元にランダムな棒状の図形が描かれ、別のAIによってディティールとテクスチャが付け加えられ、クリンゲマンさんはそのデータを選択することで間接的に絵を描いているとのことでした。

 



 

AIの他の作品

AIが描いたと言われてみても機械的なタッチではなく、まるで人が描いたような生々しいタッチに驚愕しますよね。

題材が何かはわかりませんが、ちょっと不気味な雰囲気も感じられます。その他の作品では。。

 





  

 

 

 

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Pillow Procedure #neurography #gan

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これは人を描いている作品ですが、とても独特な雰囲気ですよね。これがAIからみた人間のイメージだったら、ちょっと怖いなと感じました。

AIが芸術の世界まで進出してきているとは、ビックリします。

 



 

日々進化

AIはどんどん学習していくので、少し前にできなかったことでも、すぐにできるようになっていきます。

クリンゲマンさんはAIに髪のパターンを覚えさせたとのことで、まだ完璧ではないものの、日々進化してきていると語っていました。

今回、AI作品が金賞を受賞したことについて、ルーメン賞の創設者のコメントは。。

 



  

 

 

 

素晴らしいツール

ルーメン賞の創設者であるカーラ・ラパポートさんは、

「AIの進化が私たちの生活に与える影響は不安もあるが、それと同時にアーティストにとって素晴らしいツールになるだろう。今年は特にいい例だ」

と、語っていました。

 



 

人を超える

ついにアートの分野まで進出してきたAIですが、20年以内には現在の仕事の半分ほどがAIによって失われるといわれています。

人間を超える日も、そう遠くはないのかもしれませんね。

 





  

 

 

 

ネットの反応

「まさかAIがこんな繊細なタッチを表現できるなんて」

「それも芸術には入るんだよね」

「数年先にはイメージを伝えるだけで、AIが描いてくれるようになるかもね」

「時代はついにここまできたか」

というようなコメントが寄せられていました。

 



 

AIとの共存

最近ではよくテレビCMなどでも宣伝されていますが、確かにAIとの共存はとても便利な生活になると思います。

しかしAIに依存しすぎてしまうと、人の存在意義などが見失われてしまうかもしれません。

 

<参照元サイト>

引用:https://www.chietoku.jp/mario-klingemann/?fbclid=IwAR2RMeU3cHRVekSArVvWxAL9nT61kjzkjNyj-t-n7NZWx8sNUz-t0BVELbA