子育ての情報はどこから？ SNSに惑わされないための正確な情報収集法

SNSは、子育てをする親にとって、育児情報の収集や悩み共有、息抜きの場となっている。

9割近くの親がSNSを利用しており、情報収集・情報交換、悩みや体験の共有、育児や発達の参考などの目的で活用している。

また、育児体験を描いたマンガや絵日記は、親の気分転換になり、パパとのコミュニケーションにも役立てられている。

同じ月齢の子どもを持つ親とのつながりもでき、情報交換や共感を得られることもSNSのメリットとなっている。

ママの92.3%がSNSを利用しており、74.5%が1日に複数回利用している。

妊娠・出産・子育てに関する情報収集では、68.7%がInstagramを利用している。

しかし、SNSからの情報収集は頻繁に行われているものの、情報の信頼度は低いとされている。

最も信頼されている情報収集先は「医師、助産師、看護師などの専門家」である。

子育てに関する情報に振り回されず、自分の考え方を持つための3つの秘訣が紹介されています。

1つ目は、科学的データと経験談の区別です。

母乳育児のメリットが強調されていますが、自分の母乳の出具合や子どもの満足度を優先することが大切です。

2つ目は、情報源の信頼性を吟味することです。

産院や助産師の意見も参考にはなりますが、複数の情報源から意見を収集し、自分で判断することが重要です。

3つ目は、自分の価値観や信念を明確にすることです。

子育てに関する情報に流されず、自分にとって何が大切なのかを明確にしておくことで、ブレない子育てができるようになります。

SNSは手軽に情報収集できますが、情報量が多く、正しい情報を見極めるのが難しいです。

そのため、ママの中には健康に関する情報は専門家からの情報を参考にする慎重な人もいます。

また、情報収集に時間をかけすぎると、子どもと関わる時間が減るという声もあります。

雙子の育児に関する情報交換や、困ったときの相談をSNSでつながったママ同士で行うことができた。

SNSでは物理的な距離に関係なく、マイナーなトラブルや些細な悩みでも、同じ悩みを持つ人をすぐに見つけることができ、そのスピード感や距離に関係なく話せることがメリットとされていた。

特に、雙子の育児では外出が難しくママ友を作りにくいため、SNSの「雙子の会」のようなもので自己紹介や交流を行い、つながりを得ることができた。

子育て期におけるSNSの過度な利用は、自己肯定感の低下、他者との比較による不安、情報過多による不安の増大といった問題を引き起こしていることが明らかになっています。

特に、月齢や妊娠週に合わせた的確な情報が得られることや、専門家や先輩ママからのアドバイスを得られることが理想的なSNS活用法とされています。