カメラが捉えた惨劇！永野一男刺殺事件：豊田商事会長の写真と事件の真相

永野一男は、ペーパー商法を行った豊田商事の創業者として知られる詐欺師。

元々は日本電装（現・デンソー）や商品取引業者に勤務していたが、顧客の金を勝手に市場につぎ込んで大穴を開けたことで解雇。

1978年に豊田商事を設立し、現物まがい商法で数千億円もの金を集めた。

派手好みで高級車やクルーザーを購入していたが、マスコミを嫌い、社員にも顔をほとんど見せなかった。

冨村という当時広島地検の刑事部長が、テレビで犯行の様子を目撃し、110番通報をした。

犯人は窓ガラスを蹴破って室内に侵入し、軍刀を持った血まみれな姿で部屋から出てきた。

この事件は、豊田商事事件で主任検事として捜査・指揮を執ることになる冨村に強い衝撃を与えた。

1985年6月18日、豊田商事の永野会長が報道陣の前で殺害されるという事件が発生した。

永野会長は金の現物まがい商法で2000億円をだまし取ったとされ、事件後、マスコミ各社は犯行を防止できなかったとして批判にさらされた。

事件の真相は今も謎に包まれているが、永野会長の生い立ちには謎が多いとされている。

永野一男の公開処刑によって世間からの関心が一気に冷め、被害者たちは資産を失ったまま泣き寝入りを余儀なくされた。

中坊公平弁護士は被害者のために資金を取り戻す戦いに着手した。

豊田商事事件で会長の永野一男を殺害した犯人が、永野一男の指示ではなく、外部の黒幕によって雇われていた可能性がある。

この事件は、2,000億円もの被害額と3万人の被害者数という、日本犯罪史上最悪の詐欺事件であり、永野一男の若くして急成長を遂げた経歴や、公開処刑によって殺害されたという無残な最期から、黒幕の存在が疑われている。

永野一男会長刺殺事件は、報道陣の目の前で起こった。

事件当日は、40人近くの報道陣が会長の自宅マンション前で張り込みを行っていた。

突然、自称右翼の二人組の男が現れ、被害者から会長の殺害を依頼されたと主張。

カメラマンのパイプ椅子で会長の部屋のドアを叩き始めた。

この事件は、テレビで放送され、会長の刺殺の様子が全国に流れた。

1985年、大阪のマンションで、元上司の右翼2人組が「逮捕」の情報を入手し永野氏の部屋に侵入。

旧軍の銃剣で頭部など13箇所を刺して殺害した。

永野氏は未婚で、事件当時は所持金がわずか711円だった。

犯行後、所有していたスーパーカー「カウンタック」は差し押さえられ売却された。