ビッグモーター再建への道は？ WECARSと伊藤忠商事の戦略、その課題とは？(ビッグモーター、WECARS、伊藤忠商事？)不祥事からの再生：ビッグモーターからWECARSへ、伊藤忠商事の買収劇

それでは、ビッグモーターからWECARSへの変遷について、詳しく見ていきましょう。

ビッグモーターの危機

ビッグモーターの不祥事、それはまるで地獄絵図やな…。

ビッグモーターの自動車検査員２４人「不正に関与」で解任命令…国交省処分案読売新聞

公開日:2023/10/13

✅ ビッグモーターの34店舗に併設された整備工場に対し、国土交通省は道路運送車両法に基づき、最大90日間の整備事業停止処分を決定しました。

✅ 不正行為が行われたとされる12工場は民間車検場の指定が取り消され、他の工場も最大180日間の車検業務停止処分を受けます。

✅ 国土交通省は残りの101工場についても調査を継続しており、不正が確認され次第、処分を行う予定です。

さらに読む ⇒読売新聞オンラインニュース＆お得サイト出典/画像元: https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231013-OYT1T50136/

不正行為が多発していたことが明らかになり、経営危機は避けられない状況ですね。

顧客からの信頼を失墜し、事業規模の縮小も余儀なくされるかもしれません。

ビッグモーターは、街路樹枯死問題、不正検査問題、保険金不正請求など、数々の不祥事が発覚し、経営危機に陥りました。

国土交通省は、ビッグモーターの全店舗を一斉監査し、不正が確認されれば指定工場の停止や取り消し処分を行う可能性が高く、整備事業は事実上停止に追い込まれる可能性があります。

板金事業も顧客からの信頼を失い、新規顧客獲得は困難な状況です。

販売事業は継続の可能性がありますが、現状では顧客の信用は失墜しており、販売台数は大幅に減少すると予想されます。

一方で、整備業界は人手不足であり、不正に手を染めていないビッグモーター従業員の転職は受け入れられる可能性があります。

今後、ビッグモーターは事業規模を縮小せざるを得ない状況に追い込まれる可能性が高いでしょう。

えー、まじか。あんな悪いことしてたんやったら、潰れて当然やん。ざまあみろ！

WECARS誕生

新会社の誕生は、再建への第一歩となるか。

ビッグモーター新会社設立伊藤忠などが事業継承゛不正の温床゛の再建に新たな文化定着が鍵に

公開日:2024/05/02

✅ ビッグモーターが手がけていた中古車買い取り販売事業と子会社のすべての事業を継承する新会社「WECARS」が、伊藤忠商事や企業再生ファンドなどの3社共同で設立された。

✅ 新会社では、元消費者庁長官や元最高検察庁次長検事などの専門家を役員に迎え、ガバナンス体制を強化する。また、創業家や旧経営陣は関与せず、コンプライアンスを強化していくとしている。

✅ 専門家は、不正を招いた旧経営陣の影響に加え、行き過ぎた成果主義や高額報酬によって形成された企業文化が根深く残っている点を指摘し、新しい経営陣が新しい文化や価値観を定着させるために粘り強く取り組む必要があると述べている。

さらに読む ⇒プライムオンライン｜フジテレビ系局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/693839?display=full

新会社が、過去の不正をどう克服し、コンプライアンスを徹底できるかが重要ですね。

組織風土の改革は簡単ではないでしょうが、今後の取り組みに注目です。

ビッグモーターの再建を担う新会社『WECARS』が設立され、伊藤忠商事が5月1日に発表しました。

新会社は、ビッグモーターから中古車買い取り事業・販売事業を引き継ぎ、約4000人の従業員と店舗を有します。

新社長には元伊藤忠商事執行役員の田中慎二郎氏が就任し、創業家や旧経営陣を含まない7人の取締役が選出されました。

新会社は、コンプライアンスを重視した組織風土改革を最重要課題とし、過去に問題を起こした社員に対しては懲戒解雇など厳正に対処するとともに、内部通報制度などを活用して不正行為の再発防止を目指します。

しかし、ビッグモーターが過去に犯した不正行為やハラスメントは、一部の社員の愚行に過ぎないのか、それとも氷山の一角なのか、疑問が残ります。

組織風土の根本的な改革には、社内精査による不正やハラスメントの芽の根絶が不可欠であり、伊藤忠の取り組みが十分に機能するのか、注目されます。

また、雇用継続は保障されるものの、新会社の厳しいコンプライアンス遵守体制や労働環境の変化により、従業員の退職者が増加する可能性も懸念されます。

新会社が真に生まれ変わるためには、従業員が安心して働き、コンプライアンス意識を共有できる環境を構築することが重要となります。

ま、新しい会社ができたってことやけど、ほんまに大丈夫なんかね？ 従業員の人たち、ちゃんと幸せになれるとええなー。