『親も自分もすり減らない！?シングル介護術』の見どころは？さらだたまこ氏の介護体験と超高齢化社会への提言

本書は介護経験を通して得られた教訓と、介護における具体的な対策を提示しています。

次章からは、本書の内容を詳しく見ていきましょう。

自由な日々からの転換

本書は、放送作家であるさらだたまこさんの両親介護の実体験を基にしています。

仕事と恋愛に忙しい日々から一転、介護という現実に向き合うことになった彼女の葛藤と成長を描いています。

未婚・ひとりっ子の゛パラサイトシングル゛が直伝「心身がすり減らない」介護術

✅ 放送作家のさらだたまこさんが、自身の両親介護の経験をまとめた著書『親も自分もすり減らない！?シングル介護術』について紹介。母親の腎不全と父親の大腿骨骨折、認知症、大腸がんによる介護を通して得た経験を語っています。

✅ 介護と仕事の両立に苦労し、父親の老人ホーム入居を検討する中で、介護保険や施設の選択、親との関係性について考え、最終的に父親の個性を知る貴重な機会になったと述べています。

✅ 現在は母親の介護を続けながら、仕事との両立を図り、恋愛感情も復活。介護経験を通して、他者の気持ちを理解し、人間的に成長できたと語っています。

さらに読む ⇒ 週刊女性PRIME出典/画像元: https://www.jprime.jp/articles/-/20107?display=b

介護と仕事の両立の苦労や、親との関係性の変化が印象的ですね。

介護を通して他者の気持ちを理解し、人間的に成長できたという言葉に、介護の本質を見た気がします。

かつて『パラサイトシングル』として知られた放送作家、劇作家、エッセイストのさらだたまこ氏は、仕事と恋愛に忙しい日々を送っていました。

しかし、ある日突然、両親の介護という現実が彼女を待ち受けていたのです。

これまで自由な生活を送っていた彼女は、両親に「パラサイト」される側へと立場を変え、介護という新たな旅路へと足を踏み入れました。

この物語は、彼女が直面する様々な困難と、それを乗り越えるための具体的な解決策を描き出しています。

えー、介護って大変そうやなー。でも、恋愛感情が復活ってとこは、ちょっと安心したわ！ 結局、女は恋せんとね！

介護の現場：直面する問題と対策

介護は、様々な段階で異なる問題に直面します。

本書では、介護の各段階を4つのフェーズに分け、それぞれの状況に応じた心構えと具体的な対策を紹介し、介護する側の負担を軽減する方法を解説しています。

介護の全体像をイメージして冷静さを保ち続ける

公開日:2023/03/09

✅ 介護が必要になった家族への対応を4つのフェーズに分け、それぞれの段階での心構えと具体的な行動を解説しています。

✅ 第1フェーズでは、介護保険申請やケアマネジャー選びなど、介護が始まる前から地域包括支援センターへの相談など事前の準備が重要であると説いています。

✅ 介護の各段階において、ケアマネジャーや介護スタッフとの連携、そして本人の状態に合わせた対応をすることが重要であり、最終段階では、本人の意思を尊重した穏やかな最期のための準備が大切であると述べています。

さらに読む ⇒NPO法人となりのかいご出典/画像元: https://www.tonarino-kaigo.org/blog/p5066/

介護のフェーズごとの問題点と対策が具体的に解説されており、非常に実践的ですね。

介護保険申請やケアマネージャー選びといった、事前の準備の重要性が強調されているのも良いです。

介護生活は「急性期」「回復期」「疲れ期」「卒業期」の4つのフェーズに分けられ、それぞれ異なる問題が発生します。

入院や転院の繰り返し、介護サービスの導入、身体介護など、数々の困難が待ち受けています。

本書では、それぞれの段階で直面する問題と、それに対する具体的な対策が詳細に解説されています。

介護する側もされる側も心身が疲弊しないための介護術が、実践的なアドバイスと共に紹介されています。

俺はまだ若いから、介護とかピンとこねーけど、対策とかあるのは、ちょい安心やね！ ってか、介護って、卒業とかあるんだ。人生みたいやん。