暴走族(カミナリ族)って何？誕生から衰退、そして現代の行方…(？)暴走族の歴史：カミナリ族から現代の旧車會まで
1950年代、爆音を轟かせた「カミナリ族」から始まった日本の暴走族文化。革ジャンに身を包み、改造バイクで街を駆け抜ける姿は、社会問題として注目を集め、一時は若者の憧れでもあった。しかし、厳格な取り締まりや価値観の変化、少子化の影響で姿を消しつつある。それでも、そのDNAは受け継がれ、形を変えながら現代社会に影響を与え続けている。暴走族の歴史は、若者文化と社会の変遷を映し出す鏡だ。
暴走族の最盛期と社会問題化
暴走族が最盛期を迎えたのはいつ？どんな特徴があった？
1982年がピーク。集団暴走、改造バイクなど。
暴走族が最盛期を迎え、社会問題として認識されるようになった背景を探ります。
ファッションや文化、社会への影響を見ていきましょう。
公開日:2021/10/24
✅ 1969年の映画『EASYRIDER』公開後、チョッパーは装飾性を増し、1970年代にその頂点を迎えた。機能性よりもデザインを重視したカスタムが特徴。
✅ 1970年代のチョッパーは、ナロースプリンガー、二眼スクエアヘッドライト、フレームと一体のタンクなど、過剰な装飾が特徴であり、英国車や国産車をベースとしたチョッパーも登場した。
✅ HAWGHOLIC代表の横溝氏が選んだ2台のチョッパーは、1970年代スタイルの象徴的なディテールを持ち、コフィンタンクやスクエアデザインなど、当時のカスタム文化を色濃く反映している。
さらに読む ⇒Dig-it ディグ・イット出典/画像元: https://dig-it.media/lightning/article/509064/1970年代は、暴走族が全国に広がり、最盛期を迎えたんですね。
映画『イージーライダー』の影響で、チョッパースタイルが浸透したことも興味深いです。
1970年代に入ると、暴走族は全国に広がりを見せ、最盛期を迎えます。
1982年には、グループ数712、構成員数4万2510人とピークに達しました。
彼らは集団暴走、無免許運転、抗争、特攻服や改造バイクといった特徴を持ち、社会問題として認識されるようになりました。
映画『イージーライダー』の影響からチョッパースタイルがバイク文化に浸透し、暴走族のスタイルにも取り入れられ、より反社会的なイメージを強めました。
この時期、暴走族は「強い男の象徴」として一部の若者から憧れの対象ともなりました。
あらー、あの頃は、みんなバイクをブーンってさせて、楽しかったんじゃろうねえ！私も乗りたかったわい！
減少への転換と社会の変化
暴走族減少の最大の要因は？
警察強化、イメージ悪化、少子化。
暴走族の減少の要因を探ります。
警察の取り締まり強化、社会の変化、そして少子化の影響について見ていきましょう。
公開日:2018/03/30
✅ 暴走族は1950年代に「カミナリ族」として登場し、1969年の事件をきっかけに「暴走族」と呼ばれるようになった。1980年代には構成員がピークを迎え、以降は取締りの強化や少子化の影響で減少している。
✅ グループ数は2002年にピークを迎え、2016年には大幅に減少。近年は成人による「旧車會」の割合が増加している。
✅ 暴走族の構成員数は1982年にピークを迎え、その後減少を続け、2016年にはピーク時の8分の1程度になっている。
さらに読む ⇒KURU KURA（くるくら） - クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく出典/画像元: https://kurukura.jp/article/180328-2/警察の取り締まり強化や、社会の変化、少子化など、様々な要因が重なり、暴走族は減少の一途を辿ったんですね。
「ダサい」ってイメージが浸透したのも大きいですね。
しかし、1980年代に入ると状況は一変します。
警察の取り締まりが強化され、道路交通法が改正されたり、地域ぐるみの対策も行われるようになりました。
また、「厳しい掟」「規律」を嫌う若者が増え、「暴走族＝ダサい、かっこ悪い」というイメージが浸透。
少子化の影響も加わり、暴走族の構成員数は減少の一途を辿ります。
1982年のピーク時から、2016年には構成員数5265人と、ピーク時の8分の1にまで減少しました。
暴走行為に対する社会的な非難が高まり、暴走族の存在は時代遅れになりつつあります。
えー、暴走族ってダサかったん？全然知らんかったわ！でも、時代は変わるってことやね。
現代の暴走族と今後の展望
暴走族の活動、増えてる？減ってる？ どんな変化が？
苦情や通報は増加。活動形態も多様化。
現代の暴走族の現状と、今後の展望について見ていきましょう。
彼らの活動や、社会との関係性について考察します。
✅ 暴走族構成員数は減少傾向にあるものの、違法行為や暴力団との関わりも指摘され、依然として対策の強化が求められている。
✅ 警察は、改正道路交通法を活用した取締りや、大規模集団暴走への対応を強化し、暴走族の解体を目指している。
✅ 関係機関や学校と連携し、暴走族追放気運の醸成、条例制定への協力、不正改造の検挙強化、加入阻止教室の開催、再犯防止対策などを総合的に推進している。
さらに読む ⇒警察庁Webサイト出典/画像元: https://www.npa.go.jp/hakusyo/h18/honbun/hakusho/h18/html/i4c00000.html構成員は減少傾向にあるものの、暴走行為に対する通報は増加傾向にあるんですね。
旧車會が増加しているのも、時代の流れを感じますね。
近年では、構成員数は減少傾向にあるものの、暴走行為に対する苦情や110番通報は増加傾向にあり、暴走族に近い活動をするグループも存在します。
2020年から2021年にかけて構成員数が微増しており、活動形態も多様化しています。
また、成人による「旧車會」の割合が増加していることも特徴です。
グループ数は2002年に1313グループがピーク、その後減少傾向にあります。
暴走族の歴史は、社会の変化と密接に結びついており、その姿は時代とともに変化し続けています。
んー、暴走族も、なんか色々大変そうやね。これからは、もっとみんなが楽しく過ごせるような方向に行けばええんちゃう？
本日は、暴走族の歴史を振り返りました。
彼らの姿は時代とともに変化し、社会に大きな影響を与えました。
💡 1950年代のカミナリ族から始まり、暴走族は社会問題として認識されるように。
💡 1980年代以降、取り締まり強化やイメージ変化で減少。旧車會など多様化。
💡 現代では、暴走行為への対策と、社会との共存が課題となっている。
