『昭和のくらし博物館ってどんなとこ?』 小泉和子さん、昭和の家事を記録した博物館の物語?失われゆく昭和の暮らし、記録映画と博物館
昭和の暮らしを未来へ!生活史研究家・小泉和子氏が記録した、失われゆく昭和の家事を捉えたドキュメンタリー。母・スズさんの姿を通して、家事の知恵と温かさ、そして現代の便利さで忘れがちな大切なものを映し出す。博物館や書籍を通して、昭和の暮らしから学び、未来を考えるヒントがここに。
💡 昭和のくらし博物館は、昭和26年築の木造住宅をそのまま活用し、昭和の暮らしを体験できる場所です。
💡 小泉和子さんは、記録映画を通して、昭和の家事の知恵や工夫を未来へ伝えようと活動しています。
💡 記録映画や博物館を通して、現代の暮らしを見つめ直し、昭和の暮らしから学ぶ機会を提供しています。
本日は、昭和の暮らしを記録し、未来へ繋げようとする小泉和子さんの活動について、3つのポイントに絞ってご紹介いたします。
失われゆく家事の記録を求めて
昭和の家事を記録した映画『昭和の家事』、一体何が凄い?
明治生まれの母の家事、技術を映像で記録。
本日は、昭和の暮らし博物館の歴史と、館長の小泉和子さんの活動についてご紹介いたします。
小泉さんは、昭和の家事の記録映画を制作しました。
生活史研究家の小泉和子さんは、昭和の家事が忘れられることを危惧し、その技術や生活の様子を映像として残すため、1990年から92年にかけて、自身の母親である小泉スズさん(明治生まれ)の昭和30年代頃の家事仕事13種を記録した記録映画『昭和の家事』を制作しました。
この映画は、岩波映画の時枝俊江監督の協力のもと、洗濯、縫い物、季節の歳時、おせち作りなどをフィルムに記録。
デジタル化され、加賀美幸子さんのナレーションと小泉和子館長の解説が加えられ、2010年にはDVD(4巻セット、コンパクト版)も制作されました。
貸し出しも行われています。
小泉さんは、家具設計会社での経験から、大量生産の安価な家具に疑問を持ち、日本民藝館で古い箪笥との出会いをきっかけに、家具の歴史に興味を持つようになります。
仙台や岩手への取材旅行を通じて職人達と出会い、その知識を深めていきました。
その後、大学で歴史を学び、論文を発表し、東京大学建築史研究所の研究員となりました。
これらの研究が、後に専門家としての活動に繋がったのです。
記録映画の誕生と広がり
昭和の家事映画が伝える、私たちが失ったものとは?
昔の家事の質と量、そして大切な何か。
続いて、記録映画の誕生と広がりについて。
小泉さんの記録映画は、どのようにして制作され、広まっていったのでしょうか?。
記録映画『昭和の家事』は、戦前までの日本で行われていた家事の記録を目的としており、現代の生活様式の変化に伴い失われつつある昔の家事を後世に残すために制作されました。
小泉館長は、当時の家事の質と量が現代とは比較にならないほど高かったことに着目し、楽さや便利さと引き換えに私たちが失ったものについて考えさせられる作品であると述べています。
撮影は、小泉スズさん(当時80~82歳)を主役とし、3年間かけて13の家事を同時並行的に記録。
作品一覧には、縫製作業から料理、年中行事まで、多様な家事の様子が収められています。
映画を通して、失われた家事の記録にとどまらず、別の視点から現代の暮らしを見つめ直すことを促す作品です。
記録映画は東京大学の記録映画保存センターで保存されることになり、それをきっかけに元NHKディレクターの大墻敦氏が中心となり、新たな映画として制作されることになりました。
映画『スズさん~昭和の家事と家族の物語~』は、小泉和子さんが30年前に亡き母スズさんをモデルに制作した記録映画『昭和の家事』を再構成したドキュメンタリー映画です。
映画では、小泉さんの幼少期の話や、記録映画制作の背景、そしてスズさんの家事の様子が詳細に描かれています。
昭和のくらし博物館の創設
昭和の暮らしを伝える!昭和のくらし博物館の設立目的は?
庶民の暮らしを見直し、モノと人の関係を伝える。
3つ目のテーマは、昭和のくらし博物館の創設です。
小泉さんの想いが詰まった博物館についてご紹介します。
小泉和子さんが設立した昭和のくらし博物館は、東京大田区にある昭和26年建築の旧小泉家住宅を丸ごと保存・公開している博物館です。
彼女は、モノと人間の関係を研究し、文化財の仕事を通して庶民の暮らしが軽んじられる現状を痛感しました。
実家が無人になったのを機に、昭和の暮らしを見直す場として博物館を設立。
建物だけでなく、昭和の人の繋がりも感じられる空間として、多くの人々を集めています。
博物館は、「家をのこしくらしを伝え思想をそだてる」という理念のもと、昭和の歴史を掘り起こし、文化財活用の新しい試みを行い、都市の憩いの場としての役割を果たしています。
館長挨拶では、この住宅が住宅金融公庫の融資を受けて建てられた初期の公庫住宅であり、戦後の庶民の暮らしを伝える資料であると語られています。
小泉和子氏の研究と活動
91歳現役!小泉和子氏の情熱の源は何?
責任感と、家具への深い愛情です。
次に、小泉和子氏の研究と活動についてです。
彼女の多岐にわたる研究内容に迫ります。
館長の小泉和子氏は、日本家具・室内意匠史を研究し、数々の著書を持つ生活史研究の第一人者です。
副館長の下中菜穂氏は、造形作家として、もんきりや伝承切り紙の研究を通じて、暮らしの中に息づく文化や手仕事を紹介しています。
生活史研究の第一人者である小泉和子さんは、91歳にしてなお現役で研究活動を続けている。
彼女は、日本家具史の研究団体と「昭和のくらし博物館」を立ち上げ、その責任感から意欲的に活動を続けている。
大学卒業後、家具設計事務所の経営者と結婚し、家具屋のおかみさんとしての経験を通して家具の歴史に興味を持ち、35歳で離婚後、東京大学工学部建築学科で本格的に研究を開始した。
50年以上研究を続け、数々の著書を出版。
最新刊『朝鮮半島の住まいと家具の歴史』も好評を得ています。
現代社会への提言
昭和の暮らしから学ぶこととは?
工夫や知恵、家事の哲学です。
最後に、現代社会への提言です。
小泉さんの活動から、私たちが何を学ぶことができるのでしょうか?。
博物館はもともと小泉さんの実家で、昭和の暮らしに関する家具や道具を展示し、「家を残し、くらしを伝え、思想を育てる」をモットーとしている。
8月には戦争に関する展示を行い、戦争体験者として若い世代にその悲惨さを伝えている。
現代の生活は便利さを追求する一方で、大量のプラスチックゴミ問題など新たな課題も生み出している。
昭和には、不便さや苦労から生まれた工夫や知恵があり、それは家事の哲学、くらしの哲学とも呼べるものである。
洗濯を例に挙げると、明治以降に洗濯板と石けんが普及し、洗濯物の種類が増え、主婦の負担が大きくなった。
本書は、小泉和子氏著『昭和の家事』の新装版で、昭和戦前の主婦たちの家事を記録した貴重な一冊です。
洗い張り、洗濯板での洗濯、布団の綿の打ち直し、釜での炊飯、たくあん漬け、着物の縫製など、現代では見られない家事の様子を具体的に紹介しています。
記事は、現代の生活を見つめ直し、昭和の暮らしから学ぶことの重要性を説いています。
読者からは、この本に対する感想が寄せられています。
本書に関する意見・感想は、出版社のホームページや広告に掲載される可能性があります。
質問や要望への個別の返答はありません。
本日の記事では、小泉和子さんの昭和の暮らしに関する活動をご紹介しました。
記録映画や博物館を通して、未来へ繋げる活動は、大変素晴らしいですね。
💡 小泉和子さんの記録映画『昭和の家事』は、昭和の暮らしを後世に伝える貴重な記録です。
💡 昭和のくらし博物館は、昭和の暮らしを体験できる貴重な場所です。
💡 小泉さんの活動は、現代の生活を見つめ直し、過去から学ぶ機会を提供してくれます。