四日市地下駐車場水没事故の真相:止水板故障放置問題と教訓?三重県四日市市、地下駐車場水没事故の全貌
記録的な豪雨が三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」を襲い、274台が水没。原因は防水扉の故障放置と、関係機関の連携不足。国交省の対応の遅れが批判を浴び、再発防止に向け有識者委員会が発足。早期復旧と安全対策が急務。日々の点検、迅速な対応、連携の重要性を痛感する事態。

💡 三重県四日市市の地下駐車場で、記録的な豪雨により274台の車が水没。
💡 止水板の故障が3年以上前に把握されていたにも関わらず、修理が放置されていた。
💡 国交省の対応の遅れと安全管理体制の不備が、被害を拡大させた要因。
今回の記事では、三重県四日市市の地下駐車場で発生した水没事故について、原因となった問題と再発防止策について詳しく解説していきます。
始まりの悲劇
四日市豪雨、地下駐車場浸水の原因は?
電動防水扉の故障と報告漏れ。
2023年9月、三重県四日市市の地下駐車場で、記録的な豪雨による大規模な浸水被害が発生しました。
その根本原因は、長期間放置されていた防水扉の故障でした。
公開日:2025/09/26

✅ 三重県四日市市の地下駐車場で、電動式防水扉の故障が定期点検で把握され、民間会社から国に報告されていたが、修理などの対応が取られていなかった可能性がある。
✅ 地下駐車場は市道側と国道1号側からなり、車用出入り口の防水扉3カ所のうち国道側2カ所が故障。止水板の設置や防水扉の操作も大雨に間に合わず、地下2階が水没した。
✅ 三重県知事が現場を視察し、施設の浸水対策の重要性を指摘。県内全市町に対し、地下空間における浸水対策の注意喚起を行った。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/AST9T40XKT9TONFB004M.html電動式防水扉の故障を把握しながら、対応が取られていなかったという事実は、非常に遺憾です。
点検報告があったにも関わらず、なぜ放置されたのか、その経緯を詳細に検証する必要があります。
2023年9月12日の記録的な豪雨は、三重県四日市市の「くすの木パーキング」に未曾有の浸水被害をもたらしました。
この地下駐車場は、市道側と国道1号側にまたがり、車の出入り口3カ所と歩行者用出入り口7カ所を備えています。
水没は地下2階と地下1階に及び、274台の車が被害を受けました。
この悲劇の根本には、車両出入口に設置されていた電動式防水扉の故障がありました。
維持管理を担う民間会社TFIは、定期点検でこの故障を把握し、国交省三重河川国道事務所に報告していたのです。
えー、こんなんってありえへんやん!故障しとるって分かってたんやったら、なんで直さへんかったん?ほんま、ありえへんわー!
放置された問題
3年半放置!何が利用者の怒りを買った?
役割分担の停滞、対策の遅れ。人災と批判。
問題は、この故障が長期間にわたって放置されていたことです。
国は故障を把握していたにも関わらず、対策が講じられず、結果的に大惨事へと繋がりました。
公開日:2025/09/27

✅ 三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」の水没問題で、国土交通省が2021年に止水板の故障を把握していたことを認め、修繕を放置していたことを謝罪しました。
✅ 同省は、事実上瑕疵を認めたことで、今後の補償などに影響が出る可能性があります。
✅ この問題について、同省が設置した駐車場復旧検討委員会の初会合が四日市市内で開かれました。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20250927/ddl/k24/040/041000c国交省の対応の遅れは、被害を拡大させた大きな要因です。
修繕に関する役割分担の協議が停滞し、具体的な対策が講じられなかったことは、安全に対する意識の欠如を露呈しています。
TFIの報告にも関わらず、問題は長期間放置されていました。
国は2021年12月に故障を把握していたものの、修理に関する役割分担について管理会社との協議が停滞。
日常的な修理は管理運営会社、大規模修繕は国という分担の中で、具体的な対策が講じられることはありませんでした。
2022年1月には打ち合わせが行われたものの、それ以降は協議が進まず、結果として約3年半もの間、故障したまま放置されることになったのです。
この対応の遅れに対し、被害に遭った利用者は「人災だ」と批判し、国交省の安全に対する姿勢に強い不信感を抱きました。
マジかよー。3年半も放置って、オレなら絶対文句言うわ!人災とか言われてもしゃーないやんね!ま、俺は車持ってないから関係ないけど(笑)。
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大雨で地下駐車場が浸水!止水板間に合わず。国交省が対策委員会を設置し、再発防止へ。教訓を活かし、安全な復旧と浸水対策の強化が急務。