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日本語の歴史を紐解く~ひらがなの誕生秘話とは?~(文字、ひらがな、万葉仮名?)ひらがなの成り立ちから現代の日本語まで

漢字から生まれた奇跡の文字、ひらがな。日本語表記の歴史を紐解き、万葉仮名から現代のひらがな誕生秘話、そしてその後の文化への影響までを凝縮。女性文学を花開かせ、民衆の識字率向上にも貢献したひらがなの魅力に迫ります。美しい文字のルーツ、いろは歌が語る日本の奥深さも必見!

日本語の歴史を紐解く~ひらがなの誕生秘話とは?~(文字、ひらがな、万葉仮名?)ひらがなの成り立ちから現代の日本語まで

📘 この記事で分かる事!

💡 日本語の文字は、元々独自のものがなく、漢字を借用して表記していた。

💡 万葉仮名からひらがな、カタカナが生まれ、日本語の表現力が向上した。

💡 ひらがなは、女性の書く文字として発展し、文学にも大きな影響を与えた。

本日は日本語の文字の起源から、現在私たちが使っているひらがながどのようにして生まれたのか、その歴史を紐解いていきましょう。

文字獲得の経緯

日本語の文字はどうやって生まれた?漢字借用、その後の進化とは?

中国から漢字を借用し、万葉仮名へと発展しました。

日本語の文字は、中国から伝来した漢字を基盤として発展しました。

最初は漢字をそのまま使用していましたが、それでは日本語の表現には限界がありました。

為ご参考】万葉仮名について

公開日:2024/06/05

為ご参考】万葉仮名について

✅ 『万葉集』では、和歌以外の部分は漢文体で記述され、和歌は漢字の表意・表音両方の機能を用いて表記されており、特に音だけを表す用法を万葉仮名と呼ぶ。

✅ 万葉仮名は、漢字の音や訓だけを利用して日本語を表記するもので、当時の日本には固有の文字がなかったため、漢字が代用された。

✅ 奈良時代の音節数は現代語よりも多く、清音60、濁音27が存在したことが分かっている。

さらに読む ⇒大和の国のこころ、万葉のこころ出典/画像元: https://bonjin5963.hatenablog.com/entry/2024/06/06/000000

万葉仮名からひらがなへと進化する過程は、日本語の表現力を高めるための工夫の歴史ですね。

奈良時代に清音60、濁音27もあったなんて、驚きです。

日本語は、元々固有の文字を持たず、漢字を中国から借用することで文字を獲得しました。

紀元3世紀頃には漢字の使用が確認され、6~7世紀にかけて仏教などの思想と共に漢字の知識が日本に広まりました。

しかし、漢字だけでは日本語を十分に表現できなかったため、漢字の音を借りて日本語を表記する「万葉仮名」が生まれました

この万葉仮名は、7世紀には使用が始まり、8世紀の『古事記』や『万葉集』に見られます。

万葉仮名は、日本語の音を表すために漢字の持つ意味を切り離し、音だけを借りて使用されました。

えー、漢字から始まったんや!すごいなー!でも、万葉仮名って、ちょっとややこしそーやな!って、ちょっと何言ってるかわからんかったけど、とりあえずすごいって事は分かったわ!

ひらがなとカタカナの誕生と発展

ひらがなとカタカナ、誕生の背景は?

ひらがなは草書体、カタカナは漢字の一部から。

ひらがなとカタカナは、万葉仮名を簡略化する過程で生まれました。

それぞれの文字が独自の進化を遂げ、日本語表記に大きな変化をもたらしました。

平仮名は誰が作ったのですか

公開日:2022/10/24

平仮名は誰が作ったのですか

✅ 平仮名は特定の個人が作ったものではなく、平安時代9世紀頃の貴族や僧侶などによって徐々に作られた。

✅ 初期の平仮名は、公的な文書ではなく、私的な手紙や記録など、後世に残すことを目的としない場面で使われていた。

✅ 平仮名が女性の文字というイメージは、後に女房文学が花開いたことによるものであり、誕生当初の平仮名使用者に男女の区別はなかった。

さらに読む ⇒ことば研究館出典/画像元: https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-72/

ひらがなとカタカナが、万葉仮名から生まれたというのは興味深いですね。

特にひらがなが女性の文字というイメージがあったのは、女房文学の影響だったというのは、初めて知りました。

万葉仮名が発展し、簡略化されることで、ひらがなとカタカナが誕生しました。

ひらがなは、9世紀中頃の平安時代に、漢字の草書体から生まれ、主に私的な場面や女性によって使用されました。

一方、カタカナは、8世紀頃に漢字の一部分を借用して作られ、僧侶が仏典を読み下す際に用いられました。

ひらがなは当初、一つの音に対して複数の文字が存在していましたが、徐々に特定のものが定着し、現在の形へと発展しました。

この時代には男性による平仮名の使用例も存在し、当初は私的な交流や漢文に添えて使われるなど、多様な用途がありました。

おっ、ひらがなって女性が作ったん?俺はカタカナのが好きやけどね!(笑) まあ、どっちも日本語には欠かせんもんやろ!

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日本語を彩るひらがなの秘密!誕生秘話から名作文学との繋がりまで、その歴史と魅力を凝縮。美しい文字を書くヒントも満載!