軽装甲機動車後継、次期装甲車の選定はどうなる?~ランドクルーザー、D-MAXの可能性?~陸自の軽装甲機動車後継車両の行方
陸上自衛隊の次期装甲車は、高騰するコストと調達の難しさから、大胆にも民生品を活用!海外実績豊富なトヨタ ランドクルーザーやいすゞ D-MAXに白羽の矢が立ちました。防弾化され、過酷な環境にも対応できるこれらの車両は、自衛隊の運用ニーズに応えるか?今後の動向から目が離せません!
💡 軽装甲機動車の後継車両選定は、老朽化と任務の多様化への対応が課題。
💡 外国製装甲車の検討、価格の問題で導入見送り、国産化の可能性も模索。
💡 民生用車両の軍事転用、ランドクルーザー、D-MAXの防弾化によるコスト削減。
本日は、老朽化した軽装甲機動車の後継車両選定について、詳しく見ていきましょう。
老朽化した軽装甲機動車の後継車両選定の始まり
陸自のLAV後継、なぜ民生転用?その背景は?
国産・外国製失敗、価格問題が原因です。
軽装甲機動車の後継車両は、老朽化と任務多様化への対応が課題。
三菱重工「ハウケイ」やスイス「イーグル」が検討されたが、価格で白紙に。
2025年防衛総合イベントにトルコ企業が出展。
陸上自衛隊が運用する軽装甲機動車(LAV)は、主に防御力の面で、変化する安全保障環境への適合が課題となっていました。
この問題を解決するため、2019年より後継車両である「小型装甲車」の導入計画が開始されました。
当初は国内メーカーによる開発が有力視されましたが、製造メーカーの撤退により計画は断念されました。
その後、外国製装甲車が候補に挙がりましたが、価格の問題で導入が見送られました。
この一連の経緯から、防衛省は新たな方針として、海外での実績が豊富な民生用車両の軍事転用を検討し始めました。
外国製装甲車の検討と、その後の動向
陸自小型装甲車、トルコ勢が台頭?なぜ「コブラⅡ」が注目?
価格と汎用性が魅力!導入再検討で候補に。
外国製装甲車として、トルコのオトカ社製「コブラII」が注目されています。
ウクライナでの実績があり、モジュール設計によるカスタマイズ性や、国内生産の可能性も示唆。
自衛隊のニーズに応えるか?。
小型装甲車の導入にあたり、三菱重工業とタレス・オーストラリアの「ハウケイ」と丸紅エアロスペースのスイス製「イーグル」が試験品として選定され、陸上自衛隊による運用試験が行われました。
しかし、高騰する価格などから導入計画は一旦白紙となり、再検討されることになりました。
2025年の防衛関連イベントでは、トルコの装甲車メーカーが小型装甲車コンペへの参加に意欲を示しており、オトカ社の「コブラⅡ」は価格の安さと汎用性で注目を集めています。
再検討の結果、これらのトルコ製装甲車が候補に挙がる可能性もあり、今後の動向が注目されます。
民生用車両の軍事転用の検討と、その背景
防衛省、軽装甲機動車の後継に何を選ぶ?
ランドクルーザー/D-MAXの3車種
防衛省は、軽装甲機動車の後継として、トヨタ「ランドクルーザー」2車種といすゞ「D-MAX」の防弾化を検討。
民生用車両の軍事転用は海外では一般的ですが、日本での軍用レベルの経験は限られる。
防衛省は、軽装甲機動車の後継として、トヨタ「ランドクルーザー」2車種と、いすゞ「D-MAX」の3車種を調達する方針を固めました。
これは、軽装甲機動車の老朽化、国内開発の困難さ、高額な外国製装甲車の調達の難しさを受け、コスト削減と調達の柔軟性を目指したものです。
この方針は、既存の軍用車両調達にかかるコストが高額になったことと、LAV製造元の撤退が背景にあります。
民生品の活用は、コスト削減と調達の柔軟性を高める可能性があるとされています。
2028年度には、これらの車両の評価試験が予定されています。
ランドクルーザーの軍用車としての実績と、D-MAXの可能性
ランドクルーザー、軍用車として大活躍!その理由は?
信頼性、耐久性、汎用性が評価され、実績も多数。
ウクライナのUkrArmoTechが、ランドクルーザーLC79をベースにした「UAT-TISA」を開発。
NATO STANAG 4569 レベル1準拠、高いオフロード機動性。
兵員輸送、偵察、物資輸送など多様な任務に対応。
トヨタ「ランドクルーザー」は、世界中で高い信頼性、整備性、耐久性、汎用性が評価され、軍用車としての採用事例が多数存在します。
様々な場所で活用されており、チャド紛争での活躍は「トヨタ戦争」とまで言われるほどです。
具体例として、チェコ陸軍はトヨタ・ハイラックス1200台を導入し、ウクライナ軍はトヨタ・ランドクルーザーLC79を基盤とした装甲車両「UAT-TISA」を導入しています。
ランドクルーザーが持つラダーフレーム構造やリジッドアクスル式サスペンションは、堅牢性と耐久性に優れ、軍用車としての適性を有しています。
一方、候補にD-MAXが入っていることから、ピックアップトラックをベース車両とする装輪装甲車の可能性も示唆されており、70系(ダブルキャブやシングルキャブ)や300系「GX」ベースの派生型も想定されます。
これらの車両は、海外の専門メーカーで防弾仕様のベース車としても広く利用されています。
今後の展開と、自衛隊の目指すもの
自衛隊が重視するランドクルーザーの特性とは?
どこへでも行けて、生きて帰れること。
陸上自衛隊は、ランドクルーザーやD-MAXなどの市販車を防弾化して導入を検討。
コスト抑制が目的。
ランドクルーザーの「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」という特性を評価。
防衛省は、ランドクルーザーとD-MAXを防弾化し、各種試験の結果を踏まえて採用車種を選定する予定です。
この方針は、海外の事例を参考に民間車を改造するもので、コスト抑制を目指しています。
自衛隊は、ランドクルーザーが持つ「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」という特性を評価し、運用ニーズに合致すると考えています。
防衛省のこの決定は、日本の安全保障環境における課題にどのように対応していくのか、今後の防衛省の検討に注目が集まります。
今回は、軽装甲機動車の後継車両選定について解説しました。
コスト抑制と多様な任務への対応、今後の動向に注目ですね。
💡 軽装甲機動車の老朽化と、任務多様化への対応が求められている。
💡 海外製装甲車の検討と、民生用車両の軍用転用の可能性に着目。
💡 ランドクルーザーやD-MAXの防弾化によるコスト削減を目指す。